さくら荘のペットな彼女 第11話「銀河猫にゃぼろん」

クライマックスの文化祭へ! 



今回からはいよいよさくら荘メンバー合同制作「銀河猫にゃぼろん」の姿が明らかになってくる。実力も実績も絶対的に不足していたはずの空太が、国内最高級の若手クリエーターたちに助けられながら、作品制作を通じて大きく成長しようとしている姿が眩しい。


創作というものは原則として自分自身の中にある経験や感情からアイディアを引き出していかなければならず、本気でクリエーターになろうとするなら日常のありとあらゆる場面から糧を掴みとっていかなければならない。ただぼうっと立っているだけでは経験値は上がらない。常に高い意識を持って創作に取り組み続ける姿勢であってこそ、ただの出来事を有意義な経験として取り込んでいくことができる。


序盤のころの空太は、身の回りに自分の糧となるような刺激的な出来事・素材・人物に囲まれて生活していたにも関わらず、そこで得た素晴らしいチャンスを次々と取りこぼし、自分自身の経験に振り替えていくことができていなかった。それを思い出すと、尊敬する藤沢和希の講演はもちろんのこと、身の回りの人物との些細な会話の中からさえ創作のヒントや心がけの大切さを学びとり、すぐさま作品作りに反映させていく空太の成長ぶりには、驚きを禁じ得ない。逆に言えば、それだけ張りつめた精神状態を維持し続けなければならないほど、空太はスケジュールからも、役職上の責任感からも追い込まれていたというわけだ。


しかしどんなにつらく苦しくても、今はただがむしゃらに限界突破を目指すしかない。いま目の前にある限界を突破し、その先に新たな突破すべき限界点を見出すこと。この繰り返しが、本当に努力している人たちの姿なのかもしれない。




ところで「にゃぼろん」の造形自体はED映像で何度も見せられていて、そのデザインの面白さに感心させられていたのだけれど、劇中で実際にこれがゲームとなり、そのゲームに空太の目指している方向性がうんと詰め込まれているというのは、さすがに見ていて胸が熱くなる。今回はそのクライマックスシーンに、観客の愛をぶつけようという演出を盛り込んだというのは、最終回の感動的な展開を想像させる心憎い仕掛けだと思った。ようはこの「にゃぼろん」クライマックスシーンに、空太やましろや七海、それに三鷹や美咲やリタらの抱える切なくて甘酸っぱい感情が、洪水のようにぶつけられることになるのは明らかなわけで、これはもう涙なしでは見れないシーンになりそうだ。


もちろん最大の注目点は、ましろと空太の関係がどうなるかということ。だいぶはっきりと空太に対する好意を(ツンデレ気味に)表現するようになってきた ましろだが、さらに明確な言語や態度によって、脱ペット扱いを遂げて一人の女の子として向き合うことになるのかどうか。あるいは空太のほうこそ、ましろに対する気持ちが一体なんなのかをはっきり決着つけて、脱・飼い主を達成して欲しい。そして彼らが自分の気持ちや立場にはっきりと一区切りつけることで、これからの彼ら自身の人生にどのような影響を及ぼすことになるのか、そんなあたりまで描いてくれたら大満足だ。


不安や恐れからくる葛藤をいかにして乗り越え、言葉にして発することができるのか。これは空太とましろの二人だけでなく、主要キャラすべてにおいて、最大の期待を込めて待ち望みたい正真正銘のクライマックスになるだろう。個人的には今季もっとも心を揺さぶられたアニメでもあったので、その結末に相応しいエピソードを用意してくれると確信している。




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それでは、今回は以上です。


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