ささめきこと 第2話「かわいいひとたち」

だいぶコミカルにはなってきた。けれど片恋の切なさは本当に、心臓に悪い。




風間はどうしようもないなぁw 彼女の軽薄さと純夏の一途さの対比が、今作の当面の軸になっているのだろう。


純夏視点で見てると風間の態度にどうしてもムカムカしてくるのだけど、一方で風間は純夏と”友達”であり続けたいのだろうと思うと、逆に純夏の、友情を壊す危険を冒してでももっと深入りしたいという態度こそ、危ういものに見える。たとえば若い男女間で恋愛感情を完全に抜きにした友情が成り立つかどうかという問題と近い。


友達と恋人はまったく異質のものであり、どちらも等しく大切なものであるというのが、風間の態度なのだろう。もしかしたら風間は、純夏の気持ちをとっくに気付いていながら、あえてそれを無視しているのかもしれないとさえ思えてくる。もしそうなのだとしたら、より浅はかで大人げないのは純夏のほうだろう。


純夏は、キャラデザといい超人っぷりといい、「ぱにぽにだっしゅ」の橘玲に似ている印象があって、とにかくめちゃくちゃカッコいい。ところが玲と純夏の決定的な違いは、恋の捉え方だ。これはギャグアニメと恋愛ドラマの差異でもあるが、しかし同じようなスペックを持ったキャラなのに、一方は勝ち組でもう片方は負け組(今んトコ)というのは、つくづく、「惚れたほうが負け」という恋愛の常なる性質をよく表しているようだ。今回だって、朱宮に「可愛い」と言われた時点でこっちに乗り換えてしまえば”かんたんなこと”として済んだ話。それが出来ないもどかしさが、「かわいいひと”たち”」というサブタイトルによって象徴的に表わされていた。




今回の演出で目を引いたのが、Aパートにおける信号の用い方だ。


男子の会話を聞いてムスっとした純夏を、風間が買い物に連れ出すシーン。ここでは店に入る直前に交差点の絵が挿入されているのだが、そこでの信号は赤だった。ところが、店を出た後、バス中に舞台が移る直前に同じ交差点が描かれており、ここでは信号が青になっていた。


この信号は、純夏の心象の変化をさりげなく意識付ける演出であるのは間違いない。男子の会話を聞いて純夏は腹を立てるわけだが、何に腹を立てたかと言えば、自分に対する失礼な発言だったということもあるだろうが、むしろその会話の内容が、彼女の片恋の難しさをずばり言い当てていたがための悔しさだったのだろう。そして店内で可愛らしい服を風間に見繕ってもらい、それを似合うと言われて機嫌を直したのも、やはり風間への想いが通じるかどうかという問題について、わずかでも希望を抱くことができたからだ。


してみればこの信号は、風間の心の中へと通じる道が通行可能かどうかを、純夏がどう捉えていたかということを表現しているように思う。自分なんかでは無理だと思えば信号は赤になるし、もしかしたらイケるかもと思えば青信号に見える。それはしょせん純夏自身の勝手な想像でしかないのだけれど、彼女の希望と絶望の入れ替わりを、さりげなく表現して見せたのがこの信号の切り替えだ。

 
そして「柔らかそうで、ふわふわした服が似合って・・・」と風間が好みのタイプを語り、純夏が風間の恋愛対象にはなり得ないことを改めて自覚する決定的な場面で、赤信号が映りこむ。ここは純夏自身の表情が変化しない分、信号の示す意味に戦慄させられる。ポーカーフェイスを決して崩そうとしない純夏の、内面の大きな動揺が、赤い信号によって表象されることで、下手に表情を崩したりするよりいっそう彼女の背負うものの大きさを訴えかけている、見事な演出だったと思う。






ところで話はまったく変わるのだけど、私は女装少年が大好きだ。それも、女装っ娘が女の子といちゃいちゃするようなシチュが相当、好きだ。もうじき「花と乙女に祝福を」の続編?(※18禁注意)が発売になると言うことで、今か今かと楽しみにしているw


そんなわけで、今回本格的に登場した朱宮には激しく萌えました。こういうのって、ハナから女の子として描いてあるキャラを男だと言い張るスタンスに疑問を投げかける声が一部にあるのは、女装モノのゲームなどではよく聞かれるのだけど、自分は全然気にしません。むしろ、リアリティある女装キャラよりも、キャラデがどう見たって女で、じつは男って設定があるだけのほうが、2次元の嗜好としては正しいと思いますね。最近頻繁にTVで見かけるリアルおかまには全っ然、萌えないもんね。


いやー朱宮いいっすわ。純夏に話していた言い訳を一瞬本気にしてしまったんだけど、Cパートでやらかしてくれたwww しかも本当に妹にいじられてるっぽいのも萌えどころ。たぶんきっかけは妹のおもちゃにされたことだとは思うが、そのうち自分でハマっていったタイプですねこりゃ。そういえば、アバンでのモデル撮影の時も楽しそうだったもんなぁ。


残念だったのは、早くも女装が純夏にバレてしまったこと。そして、自分の想いを打ち明けてしまったこと。ラブコメ的には、もうちょっと「バレるかバレないか」というハラハラシチュを楽しませて欲しかった。ま、これはこれでいいでしょう。純夏と朱宮にはいい友人関係を築いて欲しいな。




しかし、今回、純夏の一番の見せ場であり、また朱宮の女装がバレた瞬間でもあったシーンでの、セリフの聞き取りづらさはちょっと厳しかった。何度聞いてもよく分からん。「言われちゃったからさぁ」でOK?


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