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zoom RSS 君に届け 第8話「自主練」

<<   作成日時 : 2009/11/25 02:37   >>

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病神から福の神に昇進した貞子。相変わらず神さま扱いなんだけどなww


笑えてなごむシーンだからいいんだけど、爽子のこの扱いは早くどうにかして欲しいですね。神さまといっても全知全能の神ではなく、魑魅魍魎や鬼神悪霊と紙一重のシャーマニズム的な意味での神さまのイメージで、結局は畏怖の対象であることに変わりが無い。そこにいるという事実は認められているが、極めて特殊な存在として、あがめられ、畏れられている。彼女の友達作りは、まだまだその出発点に立っただけだ。




て、体育祭というイベントを控えた動きに入ってきた今作。サブタイの「自主練」は、前回風早の野球の話があったばかりだったので、風早が運動しているトコロを眺めて萌える回になるのだろうと期待していたのだけど、予測が外れた。実際は、爽子が懸命に自主練しているのを眺めてニヨニヨしている風早を見て萌える回だったw


体育祭というイベントには、いい思い出がない。運動が大嫌いだった自分は、普段は学年随一の優等生(自分で言うなw)だったのだけど、体育祭やスポーツ大会のたびにやる気のない生徒に早変わりした。極力簡単な競技にひとつかふたつだけ参加し、あとはウォークマンを聞いたり、本を読んだり、トランプをやったり、しまいには抜け出してラーメン食べに行ったりしていた。


学校という場所では、真面目な生徒が勉強で頑張っても全っ然かっこよくないのに、馬鹿なやつらがスポーツやってる姿がめちゃくちゃカッコよく映るので、無駄に嫉妬心を燃やしてひねくれてたんですよね。しかも当時自分は好きな人がいたので、頑張って失敗しちゃって恥ずかしい想いをするのが嫌で嫌でたまらなかったから、余計に運動を毛嫌いしてた。それでも一度だけ、スポーツ大会でクラス対抗の柔道に参加し、3戦3勝してみせたときは初めてスポーツで輝いている自分を発見できたのだけど、そんなむさ苦しい競技にお目当ての人が応援に来るはずがなく。体育祭やスポーツ大会の思い出なんて、それがすべてだった。そんな苦々しい記憶を、ちょっと思い出していましたw


まぁそんなわけで、スポーツでひとつカッコいいところを見せてやろうと張り切る風早の気持ちは、なんかすごいよく分かる。彼の場合は天にえこひいきされたとしか思えないような、容姿と性格と才能とをすべて持ち合わせた男性なんだけど、ただ一点、恋だけが思うように行かないというトコロに、激しく萌える。


自分なんかが「共感した」とか言うとおこがましいことこの上ないが、それでも、リアルでいたらぜったい嫉妬心から逆恨みしているであろう風早に、こんなにも心を奪われているのは、彼が爽子と接するときに感じる様々なもどかしさや苦労や気恥ずかしさを、今作は非常に丁寧に描写できているからだと思う。




子のほうも事あるごとに風早を意識するようになってきていて、こちらも非常に盛りあがってきた。セリフの選び方や演出、それにたびたび挿入される爽子スマイルが、とにかく素晴らしすぎる。


爽子が、風早以外のモノが目に入らなくなるシーンがあった。ここでは爽子自身の独白とともに、絵的にも風早の背中以外の風景が無くなっていくという描写で表現していたが、じつはこの直前にも、同じ手法が用いられているカットがあって、注意を引いた。


それは教室の中で爽子と風早が二人の世界に没頭(?)しているシーン。二人とも椅子に座っているはずなのだが、態勢は座ったままでも椅子が描写されておらず、いわゆる空気椅子の状態になっていたところだ。


空気椅子はご存じの通り大変つらいポーズなので、椅子を描かなかったここのカットはたいへん違和感がある。だからこそこのシーンが注意を引いたのだが、逆にこれによって、爽子と風早が、お互いのこと以外はまったく意識にも視界にも入っていないこの時の様子を、ダイレクトに視聴者に認識させる手法だったと思う。このシーンで、まずは映像のみの表現によってお互いの意識が限定されてしまう様を印象付けておいて、その状態を、後になって爽子が自覚するという構成になっていた。さりげなくこういう心憎い演出をしてくるのが、今作の見事な点だと思う。





事、と言えば、今回の空の描写と色の用い方は素晴らしかった。ちょっとした場面が、それだけで立派な絵画と言っていい芸術的な美しさを持っていた。とくに、夏が過ぎた頃の高い空を表現できていた雲の描写と、ひとつのカットの中で幾度も変化を見せる色調のグラデーション。色の変化を空だけに限定せず、地表付近の空気や、足元の花まで使って多彩な色を見せてくれた自主練のあたりの描写は、脱帽ものだった。さすがプロダクションI.Gの仕事と言うべきか。






るみちゃんなる人物が本格的に本編登場。公式サイトでは胡桃沢梅というフルネームが載っているが、何と読むのか分からない。抜群に可愛らしいキャラデザで、現実にいたらいかにも男に好かれそうなキャラだ。いまでは爽子も矢野や吉田も、内面からにじみ出る素晴らしく魅力的な表情を見せてくれているが、1話2話のころにこのキャラが出てきてたら、見た目にダマされて爽子たちの魅力に気付けなかったかもしれない。それくらいの存在感がある。


しかし、くるみちゃん怖すぎるwww なにこの悪女を絵にかいたような娘w クラスメート2人を巧みな話術で丸めこんでまんまと目的を達成してしまう策士っぷりにはびっくりした。自分に定着しているキャライメージを崩すような失敗は決してすることなく、それでいてそのイメージとは真逆のことを実現してしまいそうな人だ。そして目のアップの怖いこと怖いこと。ものすごく綺麗な瞳なんだけど、そこから冷たいものを感じてしまう。


しかし、彼女もまた、思いのままにならない恋に翻弄される身。前述のような見事な色彩の美しさをもって描かれた風早・爽子コンビの描写とは対照的に、夕焼けに赤く染まり、影が画面を切り裂くように走る教室の中で描かれた彼女は、寂しげで、はかなげな、今にも消え入りそうな印象を受けた。




どうやら次週はくるみちゃんと爽子が本格的に接触するようだけれど、またシリアス展開に突入してきそうで、胃が痛くなりそうだ。でも楽しみ。さすがにシリアス突入は再来週だろうなぁと思うし、次週までは安心して視聴していいのではないかと推測しているw



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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
いつもかぶらない感想で、これまた、爽子とくるみ(沢梅と読んだほうがいいのかわからないw)みたいに対照的な感じ方をする視点のずれがいいですね。
毎回、ここにきて新しい発見が出来ていますよ。

今回の空気イスとか着眼点がいいですね。私は何かあるんだろうな、と思いつつも、細かい点なら、ここで語られるだろうと期待してw、さらりと流してしまった点を解消してくれてうれしい限り。二人だけの世界の演出というのが心憎いですね。

今回は少しずつだけ、芽生えてきた爽子の恋愛感情に対して、くるみの切ない対比が上手かった。矢野と吉田の例もあるし、容姿に惑わされちゃいけんと思うけど、確かに、2話目までに出ていたら、自分だったら、一押しキャラとかいってそうだな。そういう意味では、自分の汚くなってしまった心を洗ってくれるようだw。

まあ、来週以降、おパゲさんと私のどちらかがくるみに揺れる展開となったら面白そうだ。きっとありえんと断言しておきたい、けど平野だしなぁw。
ヨーク
URL
2009/11/25 02:59
>ヨークさん
コメントどうもですー。自分はむしろ、この作品を見てる時の乙女チックな思考を、上手く言葉にできないもどかしさがあるので、その感情・感性の部分をヨークさんの記事を読んで補完させてもらってます。仰る通り、ズレがあるからこその面白さがありますねー。

演出の意図の考察は、やろうとしたらホント、1シーンごと、1カットごとに出来てしまうと思うので、キャプ無し&記憶に頼っての更新ではこれくらいが限界で、たとえば今回なんかはホウ酸さんが別視点から素晴らしい考察をやられてますが、やられたー、なんでソコ取り上げなかったんだと、悔しがってます^^

まぁこんな記事でも書きあがるまでに1時間かけてるので、これ以上のモノを提供するのは更新ペースがもたないのでやめておきますが、そんな中でも少しでも新たな視点が提供できるよう、頑張っていきたいと思います。

ともあれ、自分は断然、風早萌えなので、女性陣への愛はヨークさんにおまかせしますw あぁ、龍もいいんだよねぇ。BLはまだ抵抗があるけど、それでも同性に萌える感覚は最近けっこう養われてきてる。ダメ人間まっしぐらだw
おパゲーヌス
2009/11/25 10:29
はーい。盛り上がってるとこしつれーしますぅー。

空気椅子は「ぼくらの」みたいでしたけど、2人の作り上げる空間に気持ち以外の物理的なものを取り除くことでアダムとイブみたいな創造主を感じさせるね。

私もホウ酸さんと同じく影の演出が印象的だったな。
感想かぶりそうだったからあえて論点を変えたけど。
いろんな観点の感想が読めて楽しいよ。
ってただつぶやいているだけだったりする・・・。
技研
URL
2009/11/25 12:17
>技研さん
つぶやきも大歓迎ですよー。

「ぼくらの」見てないや。あれも空気椅子出てくるのですか? 「感想かぶりそうだから論点を変えた」という精神構造がすごく好きですw いろんな観点の記事を読めることの幸福は大切に育んでいきたいですね。
おパゲーヌス
2009/11/25 20:15

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