迷い猫オーバーラン! 第3話「迷い猫、見つけた」

不覚にも泣けた。




・早くもシリアス展開!?


前回ヘンな終わり方をしたから、まさかの修羅場回かと身構えてはいたけれど、違う意味でかなりシリアスに話を振ってきた。非常に重たい設定を背負った主人公たちが、その重みをずっしりと突き付けながら、丁寧なセリフ回しで感動的に家族愛を描いてくれた回だった。すごく良かったと思う。


そのセリフ回しは、丁寧すぎて少々くどくなってしまった感は否めないけれど、孤児の心境にあまり想像を巡らせることのない視聴者に対して、肉親がいないというたったそれだけの事実が、どういう意味を持っているのかというのを分からせるためには、これでも足りないくらいだったろう。基本的にはギャグとラブコメで魅せる作品なだけに、線引きが難しい脚本だったはずだ。決して巧いとは言えないが、しかし苦心の末に紡ぎ出した労作だったと評したい。


また、これは私個人の問題で恐縮だが、恥ずかしながら泣きました。素で涙出たw 


まずなによりも希の寂しさを、そして文乃の切なさや巧の心配を、丁寧に丁寧に描いてくれたからこそ、心動かされるものがあった。




・監督の話


今回の監督は平池芳正。「WORKING!!」と同時並行のはずだけど、とくに向こうは制作スケジュールに余裕がありそう(あくまで印象として)なので、へっちゃらだったのだろう。今回は第1話と同様、当番監督がコンテと脚本とを担当してたけれど、やはり映像を手掛ける人間が脚本まで手を出すと、それだけで俄然、作劇が滑らかになる印象があって面白い。


上述の通り大変難しい回だったはずで、Bパートはセリフでいっぱいいっぱいになってキャラの演技がもうひとつという印象が強くなってしまったのがもったいなかったが、一方でアニメ映えのする展開だったAパートの出来栄えは、秀逸。ひとつひとつのセリフのもつテンポや間が、映像と見事にシンクロしていたと思うし、セリフで語られない部分も映像からたくさん伝わってくるものがあった。


さほど扇情的な絵が多かった印象はないのだが、都築宅でのやりとりは、なんかやたらとエロいイメージを持った。希と文乃の両ヒロインそれぞれの視線や息遣い、セリフや仕草の中にすごく生々しさがあって、見てるだけでドキドキする。うまいなぁ、すごくうまい。


今ではほとんどのアニメで、脚本家とアニメーターの分業が成立している中で、こういう試みを見せてくれると言うのはそれだけで価値があると思う。今後もそういう点からも、期待してみたい。



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ところで、公式サイトのあらずじ紹介が3話だけ機能してないのは、何なのだろう?w リポーターのKって誰だ。まだキャラの特徴を掴み切れてない証拠だなぁ。



それでは、今回は以上です。



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