四畳半神話大系 第8話「読書サークル『SEA』」

今回の主人公は、かなりキモいw




・3度目の正直?


今回も、第6話第7話と同じエピソード。クライマックス直前でセーブしてやり直しているだけのお話なのだけど、いちおう各ヒロインにそれぞれスポットを当てた上でドラマを構成しているのと、あとは映像面を前回と大きく変えることで、予測の範疇における繰り返しからくる”飽き”を回避している。


ということで映像的には見どころが多かったが(ディテールの凝り方は相変わらずすごい熱意^^)、ドラマとしては、どうせ小津が仕組んだ罠なのだろうというのがその通りになってしまいそうな展開に、ちょっと物足りなさを感じてしまうところだ。


・・・だったのだが、そこでまさか明石さんが出てくるとは、これは完全に予想外でびっくりした。まさかのどんでん返しってくらいショッキングな展開で、思わず声に出して驚いた。しかもすげぇいい感じだったし、単なる3度のリピートではなく、大きくドラマを動かして魅せてくれた点に感心した。やはりこの作品は面白い。



・小津との関係をどうするか


3度とも同じように情けない結末で失望感たっぷりに幕引きをするのではなく、今回はまさに、3度目の正直で正答を引き当てた。しっかしそこで、主人公が持ち前のコンプレックスに雁字搦めになっちゃったのが、ひっじょーにもったいないね。あの出会いで何が不満なのかと、ジョニーじゃなくても問い詰めたくなるが、結局”私”はふたたび「巻き戻し」を選択した。ラストの時計が回るシーンで、小津の顔をバンと提示していたのは、主人公がなんとかして小津の呪いにも似た因縁を断ち切らなければならないということを、象徴しているのだろうか?


この迷宮、明石さんルートを選べばすんなりと道が拓けるかも、と思わせておいてじつは、もうちょっと複雑なトリックが仕掛けられてあるらしいというのが、いままでは予感しかなかったわけだが、今回のエピソードでそれなりにはっきりしてきたような感じがする。もちろん、まだ全然分からないけれど。でも今回は本当に、明石さんとは今までで一番理想的な絡み方を出来ていたのに、目の前にぶらさがった好機をどうして掴まなかったのかという点で、やはりどうしても小津との関係性を清算することが求められているのだろうと思わせるエピソード。


というかそもそも、現時点では全部、巻き戻しorゲームリセットによってパラレルワールドを描いているのだと、なんだか安易に思い込まされているのだけれど、厳密に言うとまるきり違う構造っぽい。ループというよりは螺旋と言うべきか、はたまたもっといい表現があるのか、とにかく単純な構造でないことだけは確か。まぁ構造理解がそのまま作品理解につながるとは到底思えないので、この迷宮ストーリーが厳密にどうなっているのかを推測する必要はあまり無いのかもしれないけれど。そのあたり、残り話数で描かれることになるのか?




・明石さんの変化


いままではまるで氷のような冷たさとナイフのような鋭利さでもって視聴者諸兄をメロメロにしてきた明石さん。今回はしかし、終盤でまさかという登場の仕方をしてから、なんかめちゃめちゃ可愛くて、すごくどぎまぎさせられた。


これまでもなんとなく、主人公といい感じになる”ヒロインっぽい”言動が、無かったわけではない。けれど第1話の「アホ」呼ばわり以来、どうしたって主人公は、デレよりも無言の罵倒に晒されてきた感が強かったので、ここにきてこんなに素直な明石さんを見せられるともう、どうしたらいいのかw


しかしとにかく、これで主人公は明石さんに惚れられる資格が出来たと言える。やっと明石さんは正ヒロインの座につくことが許されたのだと思う。今後の二人の関係性には要注目だ。



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それでは、今回は以上です。



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この記事へのコメント

狐邑
2010年06月13日 18:39
 明石さん沢山喋ってくれておいしいです^q^
 毎度ながら主人公の妄想癖は常軌を逸してますねw あそこまで完璧?な男を演じていれば、流石に懐疑心を抱かれてもしょうがないはず。そこはお互いに恋は盲目ということかなw
 明石さんが文通を個人的に継続していたのは間違いなく主人公が好きだからなのでしょうが、いやはや自分が恋していることに気づいていないっぽいところがまた、可愛いです。きっと自分の気持ちや意思も一緒に文章として綴っていたのでしょうね。直接では伝えられない心の一面が垣間見える余りに、明石さんの登場シーンを五回ぐらい見てしまいました。俺って気持ち悪いですね^^
 この物語がどう決着するのか、すごい楽しみですw
おパゲーヌス
2010年06月13日 18:58
>狐邑さん
>自分が恋していることに気づいていないっぽい
ココはむつかしいですね。まだ恋してないんじゃないですか?好感を持っている程度で、もし恋仲に発展してもまmざらでもない、くらいの感覚かと思います。むろん今回は、明石さんだけでなく主人公もそんな感じだったので(本命が別にいた、という意味で)、何の発展もせずにトボトボと帰ってきたのは、理解はできます。ヘタレですしw

決着は非常に楽しみですね。まったく想像がつかないけれど、でも何となく着地点の方向性は第1話からずっと見せられてきたので、良い感じに溜まったフラストレーションを最後は綺麗に払拭してくれることを、期待しています。

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