みつどもえ 第6話「帽子とパンツはかぶるためにある!?」

意外と純情だったひとは萌え




・泣かせるオヤジ


今回は三つ子それぞれに綺麗に視点を割り振ったエピソード構成で、作品スタンスから言えば真っ当な作劇の回だったと言える。三つ子はもうしっかりキャラが立っているので他のキャラをもっと描いても良さそうな気もするけど、どこまでいっても三つ子のそれぞれが面白すぎるのが、今作の安定したクオリティを維持している。そういう意味ではあくまで三つ子押しを貫いた方がいいのだろうね。


冒頭はまずはふたばとオヤジの二人劇。深夜に予行演習をすると言ってきかないふたばに一生懸命付き合ってあげる草次郎は本当に良いお父さんだ。障害物競走でのふたばと息がぴったりなトコロや、リレーの長回しカット等、見どころのある面白いアニメーションが展開される。


しかしふたばの注文に全力で応えた末に、やすらかに眠る娘の顔を眺める草次郎は、思わず泣けてくるほどぐっときた。男の鑑だよこのオヤジはw 出てくるたびに補導されていくが、いい加減このネタは飽きたし可哀相なので、そろそろ警察もあの顔を保護者のものだと認識してあげて欲しい。




・純情ひとはと小学6年生


運動会本番は騎馬戦のみをフィーチャーしたかたちで、せっかくのイベントなのにちょっと物足りない気はする。原作でどうなっているのかは知らないが、運動会だけで1話まるまる使っても良かったと思う。その騎馬戦は、三つ子とチーム杉崎をうまく絡めながら最高に面白いエピソードに仕上がっていたので、満足でしたが。


しかしあの程度の高さでビビる ひとは は可愛いなぁ。彼女の心象風景を巧みに表現するアニメーションも良かった。第1話ではもっと醒めてる子かと思っていたが、今回も高いところが苦手で本気で怖がっていたり、みつばの帽子を全部奪い取って得意げになっていたりと、子どもらしい様子がふんだんに描かれた。戸松遥の演技も絶妙で、とても良いキャラクター。


それでも、ふだんはページがピンク色に光り輝くイケナイ本を読んでばかりいるひとはが、まさか矢部っちの裸であそこまで恥ずかしがるとは、これほどのギャップ萌えはなかなか無い。




小学6年生って、性に対する意識が人によってまったく異なる年代だ。肉体的に第二次性徴が始まるかどうかという問題もあるし、精神的に性を意識するかどうかも、人によって大きく違う。ふたばとか松岡が下ネタにまったく羞恥心を感じていない一方で、ひとはやふたば、杉崎などがいっぱしに恥じらいを持っているのは、じつにこの年代の子どもたちをよく表しているように思う。ふたばは高校生になっても変わらなそうな気はするけどww


そういう意味で、一見すると現実にはありえないトンデモ小学生を描いて笑わせているように見えて、じつはけっこうリアルな子ども像を描いているんだよなぁ。非現実の創作ではなく、現実の過剰描写によるコメディと言えるだろう。


我々青年層の視聴者にしてみれば、小学生時代なんて遥か遠い過去の出来ごとだし、しかも当時は人生を全力で主体的に生きていたので、こうやって客観的な視点から子どもを描かれると、まるで異世界の出来ごとのように感じる。こうした子ども時代はしかし我々の想像の及ばない様々な驚きと感動にあふれており、だから子どもを描く作品は、現実に存在する子どもたちを注意深く観察し表現することで、センス・オブ・ワンダーに満ちた作品に仕立て上げることができるわけだ。


今作はまさにそうした視点の取り方によって大きな魅力を獲得し得た作品だと言える。今後も、生(ナマ)の子どもたちの生き生きとした表情を、ファンタジー的とさえ言ってよさそうな目を見張る驚きのもとに、描き出していって欲しい。




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それでは、今回は以上です。


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