ストライクウィッチーズ2 第10話「500 overs」

ずっと見たかった「ウィッチvsウィッチ」の戦闘シーン。これは熱い! やっぱネウロイは敵としての魅力が無さ過ぎなんだ。




・スカート履いてるっ!?


今回はハルトマンの担当回ということだが、ゲストキャラにカールスラントのトップエースを配して、最高レベルの戦闘力を誇るウィッチの戦いがいかなるものかを、じっくりと描いてくれた。


そのゲストキャラのハンナ・マルセイユ。スカート履いてるように見える服飾デザインに少なからぬ衝撃を受けたw 実際にはあのひらひらしたのは上着の延長なのかもしれないけれど、でもこうして見るとやっぱ、スカート履いてるほうがカッコいいよ。パンツじゃないからとか言われたって、パンモロはダサいよw


ハルトマンというよりはむしろマルセイユの描写ばかりが目に付いたような回で、果たして今回がハルトマン回と言えるのか疑問を呈したくなって来はするが、何事にも勝ち負けをつけたがるライバルを登場させることで、逆説的にハルトマンのキャラを描写していくという手法だったと言える。彼女がマイペース(というよりものぐさ)で、勝負とか出世とかにあまりこだわらないというのはある程度分かってはいたことだったけれど、一方で友人のためには進んで勝負を受けて見せる気概と誇りを持っているというのが描かれたのはとても良かった。カールスラント軍人らしい高潔さを見せたということで、この話数を見ればトゥルーデもハルトマンを大いに見直すのではないだろうか。


それにしても、勝負に勝てなかったことを申し訳なく思って部屋を片付け始めたハルトマンが、マルセイユのサインがミーナの手に渡った瞬間に掃除を諦めたのには笑った。どんな察知能力だw




・ウィッチ対決と、ネウロイという敵


今回はたぶん初めてまともに、ウィッチ同士の白熱した戦闘シーンが描かれた。これまでも訓練で模擬戦を行うことはあったが、今回は宮藤も驚いていたように、実弾で本気で相手を墜としにかかる戦闘で、非常に見応えのあるパートだった。


今回はとくに、その対決に至るまでのストーリー展開、すなわちハルトマンが勝負に乗ろうと決意するくだりから、対ネウロイ戦でのスコアアタック、そしてそれが引き分けに終わってからのルール確認も無しでの実弾戦突入という流れが、最高に素晴らしかった。あとから坂本さんが解説してくれて初めて、この勝負の決着点が我々視聴者にも理解されるわけだが、それを言葉を交わさずに暗黙の了解として成立してしまっている様が、トップエースたる二人の経験と闘争本能を物語っているようだ。


もちろん、かつて同じ部隊にいたときに何度もやっていたことだろうけれど、それで8勝8敗という戦績が出ている点、ハルトマンも決して勝負が嫌だという感じはない。ただ面倒がっているだけで、いざ始まってしまえば、ガチンコ対決を大いに楽しんでいるらしいのが、劇中の描写から伝わってくる。とても魅力的なハルトマンの姿だった。




ところで1期を見ていたとき自分からは、この世界観で人間同士の戦闘をやってくれたらどんなにか面白いだろうと、しばしば夢想することがあった。ネウロイなどという人類共通の敵を設定するのではなく、ウィッチたちが戦艦や戦闘機とともに、人間同士の戦争を戦い抜くどシリアスなドラマ。そんなのが見たいとずっと思っていた(「萌え萌え2次大戦(略)」をやってろ、というツッコミは甘んじて受けようw)。


まぁこんな可愛い女の子たちが、防護服もまとわずに鉄砲で撃ちあうなんてシチュエーションは、アニメではとうていあり得ない選択肢だったのはよく分かる。けれどだからと言って、ネウロイという存在が敵として魅力的なのか? という非常に重要な問題を、看過するわけにはいかない。


はっきり言って、ネウロイは敵としてまったく面白くない。まずしゃべらないし、存在理由やその目的もさっぱり描かれないから、いくら人間が死力を尽くして戦っていても、まるきり戦争になっていない。戦争ドラマというのは、現場で戦う人間の必死の生き様や努力を描くのもまぁ大切なのかもしれないけれど、エンターテイメントとしての魅力の大部分は、両陣営の戦略・戦術のつばぜり合いと、勝利へと執着するその心理描写にある。どうしてこの戦争に勝たなければならないのか、その目的や使命を両陣営がはっきりと認識し、その目的遂行のためにどのような戦略を展開し、どのような戦術を繰り広げるか。そこが描かれて初めて、現場で戦っている兵士たちの喜びや苦労や恐怖や悲哀が、ドラマティックな魅力を備えることになるのだ。だが今作は、片方の陣営についてその描写が完全に欠落しているため、戦争ではなくただのシューティングゲームに見える。とくに2期はそんな印象が強い。


次回予告によれば、どうやら完全に、ネウロイ殲滅へ向けての作戦が展開されるようだが、1期の中盤で描いた宮藤と旧ネウロイの交流は、一体なんだったのだろう? あれがまだ伏線として有効であるなら良いのだけど、このままネウロイをぶっ叩くだけで物語が終わってしまうことになれば、最後までネウロイは敵ではなく的としての役割しか持たなかったことになってしまう。できればちゃんと、彼らを敵と呼ぶにふさわしく思える作劇をやって欲しいのだけど、果たしてどうなるか・・・。


ハルトマンとマルセイユの本気の決闘を見て改めて、「戦いというのはこうでなくては!」と胸を熱くさせられた今回。ドラマにおけるキャラクター描写にしても、また空中戦作画にしても、これだけ素晴らしいものを見せてくれるだけのチカラを持った作品なのだ。この素晴らしさを、本来の敵として設定されているはずのネウロイとの戦いにおいても、ぜひ見せてくれることを期待したい。




・そのほかのこと


アバンでは坂本さんが必殺技の完成を目指して特訓していたけれど、明らかにまずそうな様子。1期のシチュを強く連想させるエピソードをやるのは、この2期シリーズの定番のパターンだけれど、坂本さんについても同じことになるのか。2期では最終話にでも、この人が命を張ってラスボスを撃破したりとかしそうだなぁw 体調不良(?)が、魔法力の低下のために無理がたたっているのか、それともあの必殺技そのものに起因する消耗なのか。後者だとすれば、以前宮藤から教えて欲しいとせがまれた時に、まだ半人前だからと言って断っていたのも納得がいくが・・・?




それから風呂のシーン。色んなことで勝利にこだわっていたマルセイユが唯一負けた相手が、シャーリーの爆乳だった。本人たちはその後で口喧嘩に移行したが、ルッキーニの言うことはたぶん全面的に正しそうだw このシーン、カタチがどうとか言っていたけれど、DVD版ではタオル取れるんだろーなー(遠い目




んで次回予告。きっと2期もネウロイとの戦争は決着付かずに終わるのだろうとばかり思っていたのだけど、え、最終決戦やるの?w 


あと2話か3話か分からないけど、本当にやれるのだろうか。いままでこれだけ苦労させられたネウロイだ、これを殲滅するとなれば本当に大規模な作戦を展開しなければならないはずで、”戦争をしている”シーンを見たくてたまらない自分としては、その展開を戦略的観点も含めてがっつりと濃密に描いて欲しいのだけど、これはどうなるかまったく分からないなぁ。


今作はウィッチの活躍に焦点をあてての戦闘パートについては素晴らしい描写をしてくれているのだけど、その戦闘パートを、ほとんど戦略・戦術的な裏付けを行わないで描いてきたから、いまいちもどかしいものがある。今回だって、作戦会議はほとんどカットされてたからね。マルタ島がどこにあって、そこへどういう編成で部隊を送り込んで、どんな障害や危険が予想されるのか。ほんの1分でいいから、それを事前に解説しても良かったと思っている。あとで描かれるのが同じシーンでも、その事前の解説をやっているかどうかで、ミッションクリアに対する視聴者の意識は俄然、能動的になると思うのだ。


そういうのを、せめて最終決戦でくらいは書いて欲しい・・・のだけど、「そーゆーアニメぢゃないから」ってことで収められてしまいそう。うーん、まぁこれは自分の趣味が悪いということで、我慢するしかないなw


バルクホルンやシャーリーがカッコよくて、リーネやルッキーニが可愛くて、エイラとサーニャがラブラブで、ミーナさんが切れてて、ハルトマンに和めて、ペリーヌが調子乗って危ない目にあって、坂本さんが命がけで、宮藤がいっしょうけんめいに頑張ってくれるなら、もう何も文句は言えない。残り話数も全力で楽しませてもらおう。




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それでは、今回は以上です。


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