ストライクウィッチーズ2 第9話「明日に架ける橋」

これもストーリー展開が気になって来るなぁ。2クール・・・?w



・今回はペリーヌ回


冒頭の戦闘からペリーヌの大活躍で幕をあけた今回のエピソードは、彼女の祖国復興にかける想いに焦点を当てながら、全体的には極めてコミカルに展開された。ペリーヌの担当回ではあるのだけど、そこは複合建築を得意とする浦畑脚本。ペリーヌ本人の描写を軸に据えながらも、他のキャラクターの視点を効果的に交えながら並列的にドラマを展開していく。やはりこの脚本家は、第3話のような少ないキャラクターでのシチュエーションよりも、今回のような大人数を配した作劇のほうが、本領を発揮してくれるなぁ。


いちおう難点だけ先に挙げておくと、今回は真面目要素はもっと少なくて良かったと思う。中盤のお宝探しからドラマはドタバタコメディへと大きく舵を切っているし、オチはまさにギャグアニメ。ペリーヌ個人の物語としてもそこまで感慨深いドラマにはなっていなかったのだから、そうなると冒頭のペリーヌの嘆きはもっと軽い見せ方で良かったのではないかな。


ガリアの復興に惜しみない努力を傾けるペリーヌが、まるで善意ではなく焦燥感に駆られているように見えてしまっていたのがとくに、コメディ展開とはミスマッチだった印象。ペリーヌの復興支援に対する姿勢は個人的にはあまり納得できるものではなくて(詳述は避けるが)、実際に本編でもそこを坂本さんに教え諭された上に、ペリーヌのやり方では成し遂げられなかった橋の修繕が成し遂げられていた。だから今回は、ペリーヌが心意気ばかりが先走って道を誤りかけていたのを、考え直すというエピソードだったと言える。しかしその物語がメインというにはあまりにも印象が薄く、かといって完全なギャグ回であると思うにはシリアス要素が大きすぎた。まったく同じプロットでも、冒頭の陰鬱な空気感を軽いノリに変えるだけでまったく違っていたように思う。


まぁ海水浴シーン以後の展開は素直に面白かったので、やっぱりストパンっていいなぁと思って視聴を終えたのは確かだ。とくに今回は、坂本さんのあられも無い姿に大笑いさせられたり、ルッキーニがいっぱいしゃべったり、サーニャのお尻がやたら可愛かったりと、見どころ満点。とくに坂本さんを大暴れさせたのはお手柄だったなぁ。


それと、ミーナさんの扱いひどいなw 第7話「モゾモゾするの」でもミーナさんを酷い目に合わせて笑わせてくれたが、浦畑さんの趣味なのか、それともスタッフの総意なのか。もっとやったらいいと思うw




・お宝は香辛料


魔法の存在を前提とした世界観で、こういう迷宮探検モノはやはり映える。宝箱のマトリョーシカ&箱根細工の合作みたいな仕掛けといい、隠し通路や動く石像といい、なんだかワクワクしてくるシチュエーション。


今回、アドリア海は交易で云々とペリーヌが解説していたけれど、これを聞いて大航海時代オンラインをまたやりたくなってきたりw 「狼と香辛料」を見たときもそんな感じになったなぁ。やはり、商人というのはじつに魅力的な職業だと思う。インドや東南アジアから、香辛料を船に満載して、海賊や災害を警戒しながら、アフリカの南端を回ってはるばるヨーロッパに持ち帰る。ロマンがあるよ、商人にはw


と、そんなどうでもいいことを考えていたら、最後に辿りついたお宝部屋はなんと香辛料の宝庫。いったい何百年眠ってたんだと思うけど、そこは魔法力ということで良しとしよう。辿りついたら結局お宝なんて存在しなかった、というオチは予想していたけれど、意外にマトモなお宝部屋だったので、少し驚いた。・・・と思ったところで、坂本さんがガサっと起きあがるんだから油断ならない!w 声を挙げて爆笑したw




いちおうここで語られていたことは、とても大切なことだったんだけどね。というのも、復興にかける想いの強さがどうたらと言っていたけど、実際ペリーヌの復興支援活動は、全部自分が出すお金で解決してやろうという、じつに資本家的というか、貴族的な発想のものだった。言い方は悪いけれど、自分がどれだけ出費をして痛みを我慢したかを他者と競うことで、優越感にひたり満足を覚える連中と、根本的には何も変わらない。ペリーヌの場合はそれが、確かな祖国愛に基づいていると言う点と、あとは随分と背伸びをしている分、もう引くに引けなくなって首が回らなくなってしまっているという点だけが、特筆すべき点として挙げられるくらいだ。


だが劇中でも描かれる通り、善意というものは何も出した金額の大きさで変わるものではないし、求められるものを全てくれてやることでもない。橋が壊れたのなら、もちろんお金で解決するのも手だが、その村のひとたちと意見を出し合い協力しあって川を渡る方策を共にひねり出すほうが、よほど得るものは大きいだろう。祖国を再建するというのは、表面上の形ある部分だけを取り繕っても何にもならない。そこに暮らす人々が、自分たちの力とアイディアによって成し遂げるのが、本当の意味での国づくりだ。ペリーヌはそれを、(酔っぱらった)坂本さんの言葉と、そして自分たちで橋を立て直した村の人々の笑顔とによって、はじめて理解できたのだろう。


とはいえそんな貴重なメッセージ性が、頬を赤く染めた坂本さんの表情と、全てが終わったあとに一人砂浜に座り込むミーナの背中によって、すべて吹き飛ばされてしまったわけですがw この宝探しエピソードと、ガリアの復興支援のお話はホントに別々にやるべきだったよw もったいないっ!w




さて、次回はハルトマンのエピソードですか。あれ、これって2クール作品なの・・・?w ずっとキャラクターエピソードで通すつもりなのかなぁ。終戦が描かれないのは覚悟してたけど。中盤からはシリアスとコメディを交互にやっている印象があるが、次回予告からすると次回も軽いノリで楽しめそうな印象だけど、いったいどうなるやら。




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それでは、今回は以上です。


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