アマガミSS 中多紗江編 第二章「トックン」

純一、笑わせすぎw Aパートはアゴが外れるかと思った。息継ぎする暇がないw




・どこまでアホになれるか


紗江のトックンはまだまだ続く、ということで、今回はほぼ全編まるまる、純一と紗江のおかしな特訓を描くエピソード。美也の出番もかなり多く、また紗江の気持ちの変化もほのめかしてきて、ドラマ的には非常に見応えがある。


もうとにかく、Aパートはゲラゲラと笑わせてもらったw 次々と繰り広げられるシュールなシチュエーションと、それを自信たっぷりに解説して見せる純一の芝居がかったセリフや身振り、戸惑いながらも結局は言いくるめられて指示通りに行動してしまう紗江の嬉々とした表情、そして極めて偶然的かつ唐突に介入してくる外部の日常世界。「中多紗江編」の持つ不可思議ワールドを存分に堪能させる15分間だった。


純一も、紗江も、そして我々視聴者も、いったいどこまでアホになってこの喜劇を演じきることができるか。そこに、今回のエピソードの勝負点があったと言える。今回の話数が成功すれば、紗江編の全4話を成功に導くことができると言っても過言では無く、恐らく作り手もそれをよく理解していたに違いない。とくに中田譲治の秀逸なナレーションは、じつに今回のエピソードを大いに盛りたてるためにこそ採用されたものだったろう。




・もうちょっと工夫が欲しかったBパート


学園内での、会話やコスプレ(?)がメインであったAパートにくらべると、Bパートは状況が特殊だっただけに、映像での補足がうまく行っていなかった印象が強かったのが、ちょっともったいなかった。


足湯のシーン、このドクターフィッシュって、TVでリア・ディゾンが体験してすんごく艶めかしい絵を見せてくれていたのを覚えている。紗江が身悶えしていたのはだから全然誇張には見えなくて、むしろ純一と美也が無反応過ぎて逆に違和感があったかなぁ。いや、実際に自分が体験したことないので、ただくすぐったがるだけの美也と、扇情的に身をよじって悶える紗江と、どちらがよりリアリティがある描写なのかは分からないけど。


と思っていたら、脚本担当の待田堂子さんが、ツイッターでドクターフィッシュの話を呟いていました。
「ドクターフィッシュ。シナリオを書くため、体験したのですが、まぁ、本当に実に何ともいえない不思議な感覚でしたね~。病み付きになります。」

とのこと。”不思議な感覚”というのは美也や純一の描写のほうに近いのか。となると脚本家の意識としては、紗江の描写が過剰演出だったわけだw




で、問題なのはすごろくのシーン。ここはちょっと複雑なルールのゲームで遊んでいるわけだが、その進行をかなりの文字数のセリフを矢継ぎ早に並べることで表現していたのが、理解するのが大変だった。ここはナレーションで「ゲームと現実はリンクする」ということを語っているわけだから、純一たちのゲームプレイが、そのままキャラクター性と密接に絡んだネタになっている場面。だからセリフで語られるゲーム中イベントと、その前後の展開も交えた顛末をきちんと把握して初めて、”何が面白いのか”を理解することに繋がるわけだ。 


けれど、そもそもそんな回りくどいネタを、アニメーション上の補完は一切無しに、全部セリフだけで説明してしまっていた。キャラクターがただ座って手札を読み上げるだけでは、このシーンは面白味が少なすぎるだろう。原作でこういう場面があったのなら仕方ないが、せめて映像のほうで見応えのある演出をやって欲しかった。あるいは、別にこのゲームでなければならない必然性は(現時点では)無さそうだったから、もっとルールが簡単で誰でも知っているゲームに差し替えても良かったと思う。




それからラストシーン。風呂上がりの紗江のパジャマ姿がすんごく可愛い素敵なシーンなのだけど、妹では嫌だという彼女のセリフは、もうちょっとインパクトのある提示の仕方をして欲しかったかな。あのセリフは紗江にとっては相当の決心を持って言ったものだと思うのだけど、今回の紗江の描写からはその決心やら勇気やら身震いやらが、それほど強い感情の発露としては見えて来なかった。このシーンをもって第二章の幕を引くわけだから、次回への期待を高めさせるという意味においても、キャラクターの演技も映像演出も、なんだかあまりにもそっけない。あまり感情を表に出すキャラでは無いとは言え、いやだからこそ、ここぞという場面では表情や仕草の細かい部分で、彼女の心情に迫る描写を見せて欲しい場面だった。


ストーリー展開は、非常にドラマティックだと思う。けれどその脚本上の演出効果を、映像表現のほうでもっと上手に肉付けして欲しかったなぁ。




・はるかさん何やってるの?w


本編とは関係ないところでも強引に他のヒロイン勢の顔を出すのが、今作の特色というか制約みたいなものであるらしいが、それにしたって今回の森島はるかは強引すぎないかw


紗江編におけるキャラクターの相関図がどうなっているのかいまいち理解していないのだけど、紗江と七咲逢を応援することを頑張る、と宣言した美也をいきなり抱きしめるくらい、美也とはるか先輩って親しかったのだろうか?


この強引さはしかし、担当エピソードを消化しきった「第一夫人」の余裕だろうな。たぶん同じことをまだ担当回を消化していない段階でやられたら、強烈な違和感のために一発で変人認定していたことだろう(むろん悪い意味で)。だが、すでに全4話の担当エピソードをこなし、キャラクター性が完全に確立している今だからこそ、この強引さは許される。いや、むしろ魅力的過ぎてますます好きになってしまいそうだ。


4話ごとに完全リセットされることを前提とした作品であるとは言っても、こうして、以前に見せられたパラレル・ワールドとどこかしらでリンクしているかのような錯覚を引き起こすことは、たぶん意図してやっていることだと思うのだけど、今作のすごく好きな要素だ。とくにフリーダムな森島はるかには、次元を超える活躍で物語に花を添えてくれることを、今後も楽しみにしたい。




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それでは、今回は以上です。


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この記事へのコメント

頭髪の薄い20代
2010年09月03日 12:45
>純一たちのゲームプレイが、そのままキャラクター性と密接に絡んだネタになっている場面
 そこまで考えて見てなかったwあのシーンにそんな意味が有ったとは・・・。
 先輩の登場は前振りが無いからびっくりしました。梨穂子や薫は自然だったんですが。
おパゲーヌス
2010年09月03日 13:25
>頭髪の薄い20代さん
コメントどうもありがとうございます。

すごろくのシーン、自分もそんなに考えてないですよw 書き方がごちゃごちゃしてるので申し訳ないです^^

サブヒロインたちの登場シーンでは、梨穂子や薫は極めて普通の登場の仕方でしたからね。森島はるかがオカシイんですねw
あと自分は絢辻さんが出てきたシーンもビックリしました。純一がすごく恥ずかしいことをやっているので、見ていてこっちまで、心臓が止まりそうになりました。

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