オオカミさんと七人の仲間たち 第10話「おおかみさんと御伽銀行のすごく長い一日」

いよいよ最終局面へ向けて動き出すか!?




全部で12話なのか13話なのか知らないけれど、この段階でもう、こんな急転直下の展開になるのかと、ちょっと驚かされた第10話。大神涼子と羊飼の、過去の因縁とその決着を描くエピソードに、たぶん次回とその次の2話分を当てるのではないかと予測できるが、そこをシリアスに展開するのなら今回くらいはもっとコミカルな作劇でも良かった気もするけど、スタッフはこの30分をまるごと、次回に向けての”溜め”に充ててきた。


今作は中盤からもうかなり配分がシリアス寄りで、大神さんのトラウマを意識させる作劇にたっぷり尺をとってきていたが、それだけ羊飼との対決を重視してシリーズ構成を行っているということ。この配分は原作通りなのか、それともアニメ版なりの配分なのか。せっかくの「7人の仲間たち」を、どうも活かしきれていない印象が強いかなぁ。乙姫やおつうで見せてくれたような個別キャラエピソードを、他のサブキャラでもやって欲しかった。マジョさんとかアリスとか。





さて今回は、依頼30%オフ企画に追われて行員が街中を飛び回っているところを、狙い澄ましたかのように鬼ヶ島高校の謀略が繰り広げられていくお話。


プール掃除とかそんなことばかりやっていたけど、依頼主は何を考えているのだろうかww これで貸しを作っておいて、あとで何を言われるか分からないのに。これで、鬼ヶ島高校に殴り込みに行くよう命令されたりでもすれば、あまりに不釣り合いな借金返済になる。ヤミ金よりよほど性質の悪い高利貸しだよなぁw 金額という明確な数字で借りを表現できないこのシステムが、第1話からナレーションで突っ込まれていたこの銀行の無茶苦茶な点。ただ今のところ、劇中では依頼をこなす様子ばかりが描かれて、借りを返す行為はあまり触れられてこなかったが、わざわざこうした不思議な銀行システムを発案した作り手の意図がどうやって作劇に現われてくるか、そこがクライマックスで問われることになるだろう。


それにしても、今作は学園生活を舞台にしたドラマなのに、色んな設定がエグ過ぎると思う。以前、鬼ヶ島高校の存在意義と御伽花市の構想が語られたときにも存外に冷酷なその設定に驚かされたが、今回だって九尾麗狐をかくまった時に、彼女が鬼ヶ島高校の生徒たちから暴行を加えられそうになった、という話を持ち出していたりして、その設定と画面から受ける作風のギャップにびっくりする。そんな中でヒロインたちが気絶させられさらわれてしまっているという状況は、はなはだ心臓に悪い。


まぁ、これで鬼ヶ島高校の奴らを徹底して悪役に仕立て上げることに成功しているわけだから、好き嫌いは別にしても、主人公たちの暴力行為による解決を是認するためには必要な展開なのだろう。目下修行中の亮士くんが、J.C.STAFFの高い作画力のもとで存分に動き回る大立ち回りを、楽しみにしておこう。




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それでは、今回は以上です。


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