アマガミSS 上崎裡沙編(TV版最終回)「シンジツ」&シリーズ感想
・いろんな意味で見どころ満載!
「いい最終回だった!」と、感動と興奮のただ中に埋没させられた絢辻詞編。まさかあるとは思っていなかった次回予告に驚かされて、すっかりドギマギしながら今週を迎えてしまったわけなのだが、これまで全4話を割いて描いてきたドラマをこの1話でどう料理するのか、期待よりは不安が大きくて仕方が無かった。しかしそんなものが杞憂に過ぎず、むしろいままでのどのヒロインルートにも十分に比肩しうる出来映えの30分間に、大いに満足させられた。
今回がTV版最終回ということであるが、ここで1話完結の単発エピソードを見せたということは、作品としては番外編にあたるオマケ回という印象でもあり、またディスク収録となる美也編への期待感を煽る販売促進の意図もあったのかもしれない。もちろん、今回によって2年前の失恋の実態が明らかとなったことは、シリーズ全体を締めくくるのに相応しいエピソードだったと言うことができるだろう。
原作未プレイの視聴者にとっては、名前どころかビジュアルさえ隠されたままのヒロインであった上崎裡沙。あえて公式サイトでも一切触れられていなかったのは、恋愛ドラマとしては不利な状況ではあっただろうが、しかしそんなマイナス条件を簡単に覆してしまうだけのキャラクターだった。見た目が文句なく可愛いというのもあるし、スニーキングミッションにあたる彼女の行動がとても面白かったというのもあるが、何よりも、アバンタイトルの時点で告白&キス(未遂)シーンから導入されたのが、功を奏したと思う。とにかく本当に見どころ満載で、そういう意味ではまさにオマケエピソード的な楽しみ方を存分に味わわせてくれた。
他のルートでは見られない純一のカッコいい様子や、恋が破れてショックを受ける正規ヒロインたちの姿など、今作が採用したオムニバス形式の特性を最大限に発揮した見どころが多かったのもポイントだ。詳しくは後述するが、すでに6人のドラマを見せられてきたからこそ、あえて過去のエピソードの1シーンを別視点から切り取り、そこに介入していくことで恣意的にストーリーを捻じ曲げて行く構成をとることができた。いくつものパラレルワールドから強引にひとつの可能性を選び出して見せるところに、上崎裡沙編のドラマの醍醐味があったと言えるだろう。
また、前回まではその存在すら気付かなかった彼女の視点が加わることで、また違った角度から描かれるネタが仕込まれていたのも、細かい部分まで凝っていて面白かったな。個人的には、もっと甘酒をよこせ、とか叫んでそうな高橋麻耶先生の様子が描かれていたのが嬉しかった。しかし一方で、他のヒロインたちを諦めさせるのにいったいどんな写真を使ったのか、あえて描かないで想像にまかせたのも、もどかしいけれど、うまい。絢辻さんの手帳の中身と同じで、あえて描かれなかったからこそ想像が膨らむ。この想像力こそは、作品が制作者の想定を大きく上回ることのできる、いわば作り手と受け手の共同作業で作品を完成させる工程を生むことになるのだ。
・見事だったストーリー構成
しかし上崎裡沙編の最大の魅力は、何と言ってもそのストーリー構成の巧みさにあるだろう。
先ほども述べたが、導入部分からいきなり純一と裡沙を恋人関係にしてしまったのが、まず大きい。だんだん好きになる過程を描くのでは、1話分わずか20分強という尺ではとても物足りないドラマになってしまうだろう。しかし実際には、冒頭にいきなり恋人関係の成立を描き、その後に謎の多いヒロインの実態を解き明かしていくことで、最終的に恋の成就へと持って行った。推理モノのドラマに例えるなら、犯人が誰なのかを考えさせながらドラマを進行させるのではなく、まず最初に犯人を指し示しておいて、それを探偵がいかにして追い詰めるかに焦点を充てる、「刑事コロンボ」や「古畑任三郎シリーズ」のような作劇を、恋愛ドラマに置き換えて見せたと言えようか。
とくに上崎裡沙の場合、せっかく恋人になったのに、その後の制約が不可解すぎた。誰とも会わない、恋人関係を公表しないと頑なに言い張る裡沙の姿は、はじめはさっぱり意味が分からず、視聴者をことさら困惑させることになる。しかし裡沙がこれまでやってきたことが明らかになるにつけ、すべての謎が氷解していったその過程は、まさに推理サスペンスのトリックが解き明かされていくような快感があった。
また謎めくヒロインのキャラクター像を明らかにしていく過程が、そのまま、純一のトラウマエピソードの種明かしに直接リンクしていったのも上手い。ただドラマの導入のための前説に過ぎないと思っていた2年前のエピソードに、じつはこんなにも胸を打つ設定が隠されていたというのは驚きだった。改めて「アマガミ」という作品のドラマの奥深さに舌を巻くエピソードだったし、それを1話分の中に巧みに落としこんでみせた平池監督の脚本も称賛に値すると思う。
一点だけ気になったのは、2年前に純一が好きだったマキハラさん。裡沙の話だと、すっぽかされるよりさらに手痛いダメージを純一の心に負わせることになりかねない計画を立てていたらしいのだが、あれって本当のことなのだろうかw 上崎裡沙のことだから、この期に及んでも自分に都合の良い事実をでっち上げているか、さもなければ勝手に悪い方向に勘違いしていた可能性が、十分に考え得ると思うなぁ。例えば、純一とマキハラさんが正式に恋人となったあと、親友たちがそれを祝福しようという計画だったとか。中学時代、彼らの友人とやらに梅吉や薫が混じっていたり、あるいはそれと同種の性格をもったメンバーで固められていたのなら、待ち伏せして祝福というパターンは十分にあり得るシチュエーションだと思うのだけれど。あんなに普通の女の子だったマキハラさんやその友人が、本当にオトコの純情を踏みにじるようなことを計画していたなんて、ちょっと疑わしい。しかし今となっては、すべては裡沙の胸の裡(うち)である。
・実験ではなく解答としてのオムニバス形式
今作の最大の特徴は、なんといってもオムニバス形式にあると言っても過言ではない。TV放送分をすべて消化したいま、改めてその特徴の如何について考えてみたい。
オムニバス形式を採用したのは当然、各ヒロインのドラマや魅力を、対等に描きたかったからであろう。主人公一人にヒロインが複数というパターンでは、一本道のストーリーで構成しようとすれば、メイン以外の5人のドラマはほとんど切り捨ててしまうことになる。メインヒロインのドラマが視聴者の心を掴んで離さないほどに素晴らしいものであるならそれでも良いだろうが、キャラクターの魅力を描くことに最大の力を傾ける今作のような作品で一本道ストーリーを描いても、さほど大きなパワーは持たないだろう。「アマガミ」という作品や、これに類似する多くのギャルゲーを映像化するのに、いままでほとんど採用されなかったのが不思議なくらい、オムニバス形式は理に適ったシリーズ構成だった。2クールという尺も、この形式に良い影響を与えただろう。
一方で当然考えられる弊害として、各ヒロインそれぞれの掘り下げが中途半端になってしまったり、必ずしも全ヒロインが同様に支持されない可能性が出てくる、という点が挙げられる。これは実際に「アマガミSS」においても発生していた弊害であり、どうやら薫編のラストシーンで重要な場面が削られてしまっていたり(後で必ず補完されると、脚本家は言っていたけれど)、あるいはろくに恋愛ドラマにもなっていない梨穂子のエピソードなどはインパクトに欠ける内容であったと指摘されても仕方の無いものだったように思う。これはしかし、どうしたって避けることのできない弊害だろうから、そのリスクは当然織り込み済みのものなのだろう。これはやはりヒロインごとのドラマをオムニバス形式で並行的に描いた「ヨスガノソラ」でも同様に起こっている弊害だ。むしろ「アマガミSS」のほうが、各ルートに4話分の話数を充てることが出来る分、この手の弊害は最小限に留まっていると言えると思う。
ところで、そのようなありきたりな功罪論とは別に、自分がとても興味を持った点がある。それは、各ルートの相互補完性だ。
さきほどから「オムニバス形式」という用語を使っているが、しかし「アマガミSS」(むろん「ヨスガノソラ」も)は、完全に独立したドラマの集合(=オムニバス)ではない。一人の主人公が自分の辿るべき人生の可能性を選択し、その結果辿りついた先を提示する物語であり、そこで描かれるのはいくつにも派生していく並行世界であると言える。そしてそれぞれの並行世界が完全に不干渉のまま進行するのではなく、それぞれが密接にリンクし合い、時にはある時間軸から別の時間軸へと意識を跳躍させることも可能なほど近しいものとして描かれているのが、「アマガミSS」という作品だ。
今作では、例え本編のドラマと関係なくても、必ずメイン以外のヒロインを登場させるという制約があって、しかもそれが極めて強引に行われるのが特徴であった。視聴者がのめり込んでドラマに見入っている真っ最中に、とつぜんカメラがまったく別の視点に切り替わり、のん気にまんま肉まんの話をする妹たちを登場させる、なんてシチュエーション。本来であれば劇を大いに盛り下げるモノとして非難されるべき唐突な挿入であるが、しかしあえて大きな違和感のもとに強引に”他ルートキャラの割り込み”が描かれることで、純一が選んでいたかもしれない別の可能性、別の並行世界の存在を強く意識させる。そうして常に、各ルートが半独立状態となってしまうことを防いでいるのである。
今回の上崎裡沙編は、まさにそうした、各並行世界の癒着をフル活用して描きだされた物語であった。あるいは麻耶先生や美也などの個性的な脇役たちの動き、劇中で行われる創設祭のようなイベントの経過など、それぞれのルートでたびたび、デジャヴュのようなリンクを提示している。これによって、4話分の各エピソードでは十全に語りきれなかった部分を補完し、作品世界に大きな深みと厚みを付与することに成功していたし、またどんな展開が訪れても、いま目の前でテレビに映し出されているのが「アマガミSS」なのだということを決して意識からこぼれ落とさないようになっていた。合計で7つ(美也編含めると8つ)ものドラマを提示しているのに、不思議な統一感と安心感によって支えられているのが、「アマガミSS」の強さであった。
このような、各ルート間の相互補完作用は、似たようなシリーズ構成を採用していた「ヨスガノソラ」では、満足に描けなかった点だ。尺の長さの問題もあるだろうし、作風の問題もあるだろう。だが、「ヨスガノソラ」CパートのED映像ではまさに並行世界の関連性を提示することが出来ていて、本編が進むほどにこのED映像の意味が理解される仕掛けになっていたのに、それが見るからにオマケのギャグパートであり、本編のほうでは具体的な工夫があまり見られなかったことを考えると、「アマガミSS」のスタッフのほうがこの点は一枚上手だったのではないかと評したくなる。前回の絢辻詞編まででも十分それだけの評価に値する作品だと思っていたところへ、今回の上崎裡沙編でことさらに各ルートとの関連性の上に物語を構築していたのを見せられて、いっそう今作を高く評価しなければならなくなった。
すなわち、ただ単に共通のテーマやスタンスのもとに各ドラマを描き出すだけではなく、もっと具体的な劇中描写を積み重ねていくことによって、今作はオムニバス形式でありながらも、各ルートが他のルートとの関連性抜きには成立し得ない完全にひとつの作品として確立されていたのである。
「アマガミSS」や「ヨスガノソラ」の評価によって、今後のギャルゲ原作アニメにおいてこのオムニバス形式(あるいはセーブ&ロード形式)を採用する作品がもっと増えてくる可能性は十分に考えられる。しかし「アマガミSS」は、このような形式の嚆矢としての役割だけでなく、すでにほぼ完成された作劇理論のもとに制作された作品として、今後のアニメがお手本としたり、視聴者にとっての比較評価の基準となるべき役割をも担える、それだけの価値のある作品であると言って良いと思う。オムニバス形式に対する、実験ではなくすでに解答として提示されている今作のスタンスとストーリー構成は、大いに評価されてしかるべきであると強く訴えたい。
・大満足のTVシリーズ。美也編にも期待!
もちろん、今作の最大の見どころがキャラクター描写にあったのは言うまでも無い。驚くべき意欲と熱意とを持って、キャラクター、とくにヒロインたちの魅力を最大限に表現してみせようとした今作のアニメーションを高く評価したいと、これは過去の記事でなんども言及させていただいたことである。毎度のように、今作のヒロインや脇役たちには心臓をぎゅっと鷲掴みにされるようにして惹きつけられ、文字通りキュン死してしまうのではないかと何度も思わされた作品だった。個人的には、もっとも好みだったキャラクターは絢辻さんではあったけれど、実際にアニメに最も大きなチカラを感じさせられたのは、中多紗江のエピソードだった。
また、決まったアーティスト以外のアニソンは滅多に買わない自分が、薫、紗江、七咲の3枚のエンディグ曲を購入してしまったのも、とても珍しいことだ。これは薫編EDが横山克作曲だったことが全ての始まりなのだが、それにしたって魅力的な曲に恵まれていたのは事実で、本当ならOP2バージョンに絢辻さんのEDも購入したいところだ。この手の出費は極力避けたがる自分が、これほど能動的にグッズ的なものを欲しがるのは極めて珍しく、自分で理解していた以上に、今作のことを好きになってしまっていたらしい。
オムニバス形式のおかげもあってか、とても2クール作品とは思えないほど気楽に視聴し続けることができた今作は、それでもやはり思い返せばボリューム満点で、これまで述べてきたように非常に優れた映像化の工夫によって、心から満足のいく作品になってくれた。もしできるならOVA等で麻耶先生や響先輩、あるいはまさかの梅原ルートなんかも、ぜひ映像化して欲しいところ。だがとりあえず、まずは美也編を心待ちにしよう。上崎裡沙編がたった1話のエピソードでこれだけの面白さがあったのだから、美也のエピソードにも大いに期待したい。
また、今年(2010年)は「WORKING!!」もあって大いに当たり年となった平池監督の、今後の活躍にも注目しておきたい。一見すると手堅く無難そうに見えて、じつは細部にわたってこだわりぬいた丁寧かつ大胆なスタンスで、純エンターテイメントな作品を輩出している印象が強い平池監督。もしかしたらこの監督は、21世紀の第二の10年間におけるヒットメーカーの一人になるかもしれない。それくらいに期待させる仕事っぷりを見せてくれた1年だったのではないだろうか。今後もぜひ頑張っていただきたい。
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それでは、これにて以上となります。どうもありがとうございました。

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この記事へのコメント
結局ハッキリとは言及されませんでしたね。言い分が嘘なら嘘で双方共に狡猾ですね。ま、橘さんが幸せそうなんで構いませんけど。
>相互補完性
当番外のヒロインが他ルートでどんな風に過ごしているかとかを見られるのがアマガミの良い面でした。他作品で同じ様な形が出来るかは分かりませんが、それぞれのヒロインが独立して話を作られる事はファンにとっては喜ばしい事だと思いました。なにより余計な争いが減るのが良いです。
今回は脇役も然り気無くいい味を出してましたね。
甘酒を渇望して羽交い締め喰らう摩耶ちゃん、おたま片手にはるかを追い掛ける響。
OVAで是非とも響編・摩耶編を作って欲しいです!!
ちなみに、この30分でまとめる構成で思い出したのは、「CLANNAD」のもうひとつの世界智代編・杏編です。杏信者(狂信者とも言う)である私は随分悶えさせてもらいました(笑)。
尺の都合でカットされましたが今回彼女は彼氏との待ち合わせの途中たまたま通りかかって橘さんに声をかけてます。
しかも会話の途中で「今のキミなら付き合ってもいい」
的なこと言ってましたし
「今の」ということは中学時代の橘さんはカッコイイと思ってなかったのにデートの誘いを受けたということで…。
公式プロフィールでも「好きなもの:イケメン」とあることからも彼女がどういう人なのか分かる気がします
>できるならOVA等で麻耶先生や響先輩、あるいはまさかの梅原ルートなんかも
テックジャイアンというエロゲ雑誌に今月から6号連続で付いてくる付録にアマガミ追加シナリオが収録されてますよ!
次号(1/21発売)は何と高橋先生シナリオです
塚原先輩シナリオも出る予定が確定してると聞きますし、12シナリオの配分が(ヒロイン6+上崎+美也+先生+塚原先輩)だとしてもあと二人サブキャラが追加される計算になります。
田中さんは香苗さんは過去作品からのゲストキャラなのでシナリオ化しなさそうな気もしますが梅原を主人公にして彼女を作るシナリオとか出て欲しいですねw
4月まではこれを楽しみに生きようじゃありませんか(・∀・)
これがおまけ劇場のURLですね
http://www.techgian.jp/official/amagami/
自分はすでに今月号はゲット済みです。
年末年始に退屈になったら開封しようかな
これについては上の方がおっしゃっている通り「今のキミなら~」がないため疑わしくなってしまいますね
上崎は橘さんに対しては嘘はつかず言いたくないことははぐらかすことから内容は真実だったでしょう
アマガミSSは25話しか見てませんがよいアニメであったようですね
25話は無論よかったです
本人が幸せなら、というのは、全てを許す最強の免罪符ですよね。それを堂々と選びとってみせる力強さが、上崎裡沙と今回の純一の物語で描かれたものだったのかもしれません。
オムニバス形式は、原作ファンにとっても、また新規視聴者にとっても、ありがたいものでしたね。本当に、余計な争いがなくなるというだけで大きなメリットですね。
>あるるかんさん
まだ本格的な恋に発展する前に介入していたのが、せめてもの救いですね。あれがちょっとでもタイミングが早かったり遅かったりすれば、ひどく白けるか、凄惨な修羅場が現出してたトコでしたw
麻耶先生、響先輩等の脇役勢をフィーチャーしたエピソードは、ぜひとも映像化したものを見たいですね。まぁ、ゲームにない物語を映像化するのはリスクが大きすぎるか・・・。
「CLANNAD」ですか。なんだかすでに懐かしいですw あの作品も、十分に尺に余裕があって、番外編も含めて丁寧な映像化が実現できた作品でしたね。
ほう、原作にそんな描写が。それを聞かされると、1話でまとめるのに少々説明不足な部分があったようですね。
テックジャイアンにて追加シナリオ・・・フルボイス!?いいなぁ。原作プレイヤー向けの企画なのでしょうかね。恵まれてる作品だなぁ。あぁ、売れてるからこういうことが出来るのでしょうから、ファンの力が偉大だったということですね。
>3バルカンさん
25話”しか”見てないのですか?w
なるほど、上崎さんは純一に対しては嘘はつかないのですね。言われてみれば作中、彼には驚くほど素直に言葉を紡いでいました。
25話しか見てないとのことですが、絢辻さんのエピソードなどは原作プレイ済みの人にとっても大いに楽しめるものであったようです。ぜひご覧になられることをお勧めします^^