とある魔術の禁書目録Ⅱ 第19話「木原数多(けんきゅうしゃ)」

うおー、話が一気に難しくなってきたぁ。




とりあえずおおまかな流れとしては、一向に学園都市攻略がうまくいかないローマ正教側が、とうとう最終兵器レベルの戦力を投入してきて、二大勢力によるガチンコバトルが繰り広げられる展開になって来た、ということかな。いままでも繰り返されてきた、ローマ正教vs学園都市・イギリス教会連合、という図式の対立が、大詰めに(それこそ世界大戦レベルに?)発展してきたというところなのだろう。


じつは木原数多が一方通行に攻撃を仕掛けてきたときは、また一部の狂信的科学者の暴走で、正義のヒーロー(?)一方通行さんがそれを食い止める話になるんだろうなぁと安直に考えていたのだけど、じつは大局的な動きが大変面白いことになっているのだということが明かされた時に、今のエピソードに対する興味が俄然高くなってきた。なるほど、こっからが『禁書』の本番だというのが、よく分かる。


とくに面白かったのが、あんなに悪逆非道な悪者に描かれていた木原が、アレイスターとじかにコンタクトを取り、学園都市を防衛するための重要な任務を任されていたという点だ。”学園都市の平和”なるものにどこまでの価値があるのかは分からないが、つい先だっての大星覇祭のエピソードで上条当麻たちが命がけで守ろうとしたこの都市と人々の生活を、主人公とおなじ目的にたって、しかしまったく視聴者の支持を得られそうにないやり方で任務を遂行するキャラクターが登場したという点が、今後は倫理や人間関係が錯綜とする、非常に見応えのあるドラマが展開されるのではないかとワクワクさせる。藤原啓次の演技がまた最高で、もう30分まるまる木原の出番でいいよと思ってしまうくらい、いい悪役を演じてくれていたなぁ。一方通行の言っていた「元インテリ」という発言がまったくの嘘であるかのように錯覚してしまうほど、狂気と快楽と冷酷さに身を浸した木原数多をねっとりとした演技で見事に表現していた。さすが!




とりあえず、一方通行の能力を逆手にとった攻撃に関しては、なんだかツッコミを入れると藪から蛇が出て来そうなのでやめておくw でも木原の持っていた謎の音波発生装置は、『超電磁砲』でテレスティーナが使ったキャパシティダウンの改良版ということで、OKなのだろうね。テレスティーナと数多は、血縁者であろうとは思うのだけど、具体的にどういう関係なのだろう。まさか姉弟とかじゃないよなw


それよりも問題は、今回の事件を受けて、当麻や一方通行がどのように動くかという点だ。恐らく彼らは、木原のことを敵として認識し、彼の計画を全力で叩き潰そうとするとは思うのだけれど、でもそれは学園都市を守ろうとするアレイスターの計画までをも潰すことになってしまうわけで、そうした主人公達の局地的状況に縛られた判断が大局的には事態を悪化させる決定打になってしまうのではないかという不安が、当面のドラマの底流として存在することになるのだろう。素直に主人公のことを応援できない状況になるかもしれないし、常に正しいことを行ってきた当麻がとうとう、失敗したり、間違った選択をしてしまうのではないかとハラハラさせる展開として、上手く盛り立てていって欲しい。


風斬さんやラストオーダーを利用してどんなことが計画されているのか、そのからくりは想像もつかないが、そうした戦術面のトリックはともかくとしても、今作としては珍しくエピソードの最初から政局や戦略の要素を描いてあるのは、注目に値する。だからこそ今後のストーリーはハードルが高くなっているとも言えるわけで、テレビシリーズ第2期の最終回も意識せざるを得なくなってきたこのタイミング、最後に大きな華を咲かせてくれることを、期待したい。




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それでは、今回は以上です。


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この記事へのコメント

あるるかん
2011年02月20日 03:30
数多とテレスの関係は不明ですが、学園都市には木原一族という科学者の家系有名らしいです。
藤原さんは「メリー」とは違った素晴らしい悪逆の演技です。原作からして濃いキャラがさらに強化ですね。光にも対応する反射に木原神拳が通用したのは突っ込んではいけません(笑)!


個人的にこのエピソードの見所は2人の主人公の活躍やアレイスターの奇策士っぷりですね。


余談ですが「禁書」の作者鎌池氏と西尾氏って割と感性が似ている気がするんですよね。
奇抜な名前も西尾作品に「七々見奈波」や「兎吊木垓輔」があります。
二つ名や能力名も西尾作品に「少女趣味(ボルトキープ)」や「大嘘憑き(オールフィクション)」なんてあります。
鷹比等みたいな数百年先を計算して予測する天才や6人で1人の六枝みたいなチートキャラも「禁書」にはいたりして、結構似ている気がします。
おパゲーヌス
2011年02月20日 21:01
>あるるかんさん
木原一族と聞いて、血縁ではなく優秀なマッド・サイエンティストをみんな同門に取りこんでしまう一種の職人集団のようなものを想像しました。本名が木原である必要はないですよね、テレスティーナ・木原・ライフラインとか、強引すぎる名前ですしw

鎌池と西尾の類似は、自分の周りでもよく耳にしますね。両方ともアニメでしか知らないので、実際のところどんな類似点が印象に残るのかは、自分には分かりませんが。奈須きのこの影響もあるとか聞きますね。
おパゲーヌス
2011年02月21日 21:41
<読者のみなさまへ>

現在、管理人のミスにより、「妄想詩人の手記」本館の管理画面にログインできない状態となっております。この状態が数日~1週間(下手したらもっと?)かかりそうなので、その間は大変ご迷惑をおかけしますが、別館(http://coffeemonster1224.blog47.fc2.com/)のほうで、感想レビューを更新させて頂きます。ご了承ください。

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