僕は友達が少ない 第4話「後輩達は遠慮がない」

これで全ヒロインそろい踏み?



新キャラ登場回と見せかけて、じつは夜空さんのターン! うん、こういうのを待ってた。やっぱり星奈のようなライバルとの絡みよりも、全方位的にSっ気を振りまいてるほうが、この子は輝きますな。


ということで今回は三人も新しいキャラが登場して、隣人部(というよりも小鷹の学園生活)を引っ掻き回すエピソード。


すでに名前だけは言及されていた顧問の高山マリアは、10歳で教員やってるという設定だけ聞くとアレだけど、実際に見てみるとまんま、某インなんとかさん。中の人くらいは変えても良かったんじゃないかと思っちゃうところだけど、小鳩なんかを見ても、あえて他作品のキャラクターを連想させる声優起用法はむしろわざと狙ってやっているのだろうね。おかげで、「このキャラはこうやって楽しめばいいのね」というノウハウをすぐに視聴者が理解できるから、餌付けという意味では悪くない戦略なのかもしれない。もちろんそうなると、出番の増えるごとに過去キャラとの差別化をしていかないといけないから、そこで作り手の手腕が試されることになる。小鳩の場合は方言&じつは寂しがり屋というギャップ萌えを狙っているようだし、それが数少ない出番であるにも関わらず十分なインパクトを獲得していると思うから、シスターマリアについてもその点は期待しておきたい。おバカキャラをどこまで活用できるかが勝負になりそうだが、そうなれば無論、イジり役たる我らが夜空さんの独壇場になるはずで、マリアの出番が増えれば増えるほど夜空の活躍も多くなるんじゃないかと期待している。


また今回は、Aパートでお茶くみを命じられたマリアがまさかのCMでお茶を持ってくる、なんていうニクい演出をしていたのが素晴らしかった。こればっかりはTV放映ならではの強み。今作に限らず、こうやってCMを巧みに活用して作品世界の幅を広げていく工夫を、最近ではよく目にするようになってきた印象もある。生視聴の楽しみを増してくれる企業努力だと思うので、どんどんやったらいいと思う。


マリアに続いて登場したのが、いわゆる男の娘キャラの楠幸村。まぁあざとく萌え狙いなキャラを出すなぁと思うw 彼に関しては、OPとか公式サイトのキャラ紹介等を見て、もっと冷徹なメイドさんキャラかとばかり思っていたので、今回初めて登場して、想像とのギャップに驚いた。これはこれで面白い天然キャラではあるし、文句なく可愛いのだけど、もし女装メイド服がデフォルト装備になるのならマイナスポイントかなぁ。せっかくの男の娘を女装させるなんて、そんなもったいないことをしてはいけない。身も心も男性であるはずのキャラが女装したら美少女になっちゃう女装っ子と、普段から女性に見間違えかねない可愛さを持つ男の娘は、厳然と仕分けするべきだ。その点、『バカテス』の秀吉はよーく分かっていた。女装をさせられそうになったら赤面して全力拒否するようなキャラじゃないと、女装させる楽しみはどこにも無いでしょうに。


----


最後に登場したのが、いまのところもっとも危険度の高そうな志熊理科。変態すぎるイタイ系少女というのは興味深いキャラだが、いきなりここまで(恋愛的な意味で)小鷹べったりな態度を取るとは。


理科が指摘していた、男女の間に友情は成り立つか否かというテーマは、友達とのあり方について考えるなら絶対に避けて通れない道なのだろうし、また今作のメインテーマ、もしくは鬼門になる要素ではないだろうか。前回のエピソードで、なにやら小鷹と星奈は恋人一歩手前の良いムードを醸し出していたし、夜空は夜空で、過去の小鷹との出会いを未だに大切に想っているらしい様子が描かれた。ようは、友達作りとして始まった隣人部の活動が、早くも友情ではなく恋愛を重視した路線に向かいつつあったタイミングなわけだ。それもかなり肯定的に。


そこで、理科の登場が作品テーマの根本に揺さぶりをかけた。彼女は、かなり横暴なやり方で小鷹との性的関係を求めることで、いままであえて気づかないふりをしていた彼らのハーレム状態の異様さ、それが孕む危険性を、まざまざと浮き彫りにしてしまった。新入部員に対する夜空の接し方からして明らかだが、隣人部の代表を自認する夜空は、自分と小鷹との間に割って入りそうな人物を極度に警戒する。男である幸村を積極的に受け入れたのは、面白そうだからという理由のほかに、彼が恋敵になり得ないと判断したからであろう。小鷹ラブをほとんど公言している理科の存在によって、本来であれば夜空の願望であったかもしれない行為を、隣人部の意義を破壊する悪の行為として定義せざるを得ない状況に、夜空は追い込まれてしまった。理科が小鷹と友情以上の関係に発展することを阻止しつづける限り、夜空もまた、小鷹とは友情以上の関係を結ぶことはできない。そんなことをすれば神聖な友情を汚すことになると、宣言してしまったのであるから。


しかしまだ、夜空は自分の感情を整理し切れてはいないようだ。小鷹が他の女に奪われることに危機感を抱いてはいるが、それを恋愛感情として素直に受け止めることができない。逆に、幼少期の暖かい友情を、とっくに”年頃”になったはずの今でもずっと大事に抱えている。性別の差異と友情のあり方をどう定義していくか、それは今後の隣人部に課せられた課題だ。それを物語中で解決してくれるかどうかは分からないが、意外に難解なテーマに片足を突っ込んでしまった今作の取り組みには、次回以降も注目しておきたい。


いじめに関する話のところでも、夜空はかなり深く物事を考えて発言していた。彼女が言うといろいろと説得力が無いのだけれども(笑)、唐突にシリアスな要素を放り込んでくるこうしたやり方は、コメディをやるにはどう考えたって不利にしか働かないはずで、逆に言えばそうした要素を盛り込んでくるということは、お気楽コメディ以上のドラマ性をはっきりと志向しているということだ。おそらくは原作で行われているそれらのドラマを、アニメ版ではどのあたりに落としどころを設けるかというのはまた別の問題ではあるのだが、とにかく今は、夜空の抱えている秘められた感情がどのように吐露されていくのか、そのあたりに焦点を当てながら鑑賞していくことにしたい。




----


それでは、今回は以上です。


面白いと思ったら、ぜひ下の方にある拍手ボタン(ブログ気持ち玉)をクリックしてください^^



にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
にほんブログ村

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 7

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い 面白い
ナイス ナイス ナイス

この記事へのコメント

あるるかん
2011年10月28日 21:40
幸村って男性なのか女性なのか判らないキャラですよね。OPの水着は確か女性用だった…はず?
というより、昨今のラノベどうして女性に戦国武将の名前を着けたがるんだか…


理科は神原駿河以上の変態ですね。まあ神原は口だけの変態ですけど。


私はこれからも星奈を応援し続けますよ!!
おパゲーヌス
2011年10月29日 19:24
>あるるかんさん
え、男ですよね? 戦国武将の名前に関しては自分もすっごく気になってましたw

理科は没頭するタイプの変態で、神原は計算づくの変態だと思いますね。たぶん何かと厄介なのは神原のほうだと思うけどww 理科はむしろここからヤンデレ化してくれたらさらに楽しくなりそうです。

この記事へのトラックバック