未来日記 第7話「留守応答」

酸素! 酸素!!


今回のシチュ好きだー! あのガキンチョは無性に腹立たしくて嫌いだけど、絶体絶命の由乃を助けるべくはせ参じた雪輝の渾身の酸素注入シーンは、最高に好きなキスシチュエーションだ!


というのも、藤子・F・不二雄原作のアニメ『T・Pぼん』のなかにこれとよく似たシチュエーションの名シーンがあったからで、たぶん『T・Pぼん』は自分が人生で初めてロマンスというものの何たるかをおぼろげながら意識した初めての作品でもあったので、その時の甘酸っぱい記憶が強烈によみがえってきた今回のクライマックスシーンには、もううっとりと心酔せざるを得なかったのでした。


『T・Pぼん』における件のシーンは、なんとか記憶を掘り返してみれば、タイムパトロールにスカウトされた主人公は最初のミッションでいきなりピラミッドの中に閉じ込められる大ピンチになってしまい、刻一刻と薄くなっていく酸素の中でいまにも命が尽きようとしたそのとき、先輩?だか上司?だかのヒロイン?のお姉さんが突然キスをしてきて、最後の酸素を主人公に分け与えてくれるという悲恋的なエピソード。もちろん間一髪で救助が入って救われるんだけど、子共心にも一発で惚れ込んでしまうくらいかっこよくて美人で頼りがいのあるお姉さんが、自分から進んで唇を押し付けてくるなんともうらやましい状況と、すべてが終わった後で「”酸素”のことはナイショね」みたいに小悪魔的に囁いてみせるドキドキのラブコメ展開が、当時の自分には素晴らしく新鮮に感じられたものだった。それこそドラえもんと同じような感覚で見ていたから、けっこう衝撃的だったのを覚えている(ドラえもんにも大人びたドラマを見せる素晴らしい作品もあるけれど、当時はそんなのお構いなしだったw)。


まぁそんなワケで、『T・Pぼん』とは男女が逆転してはいるし窒息ではなく毒殺の危機ではあったけれど、それでもあのゆっきーが自分から由乃に熱いキスをして見せて、絶体絶命の状況をあんなに果敢に打破してみせるシチュエーションは見事の一言。というか、第1話のころの状況を考えれば、よくもこれだけロマンティックなドラマを見せるまでになったと思うw 今回は5thとの対決そのものよりも、雪輝と由乃の関係に今まで以上に興味をそそられるエピソードになってくれた。もちろん、そこですかさず”由乃こそ最大の敵”という事実を意識させておくのが今作らしいところだ。


ここ最近の雪輝と由乃のロマンスの進展は、やっぱり雪輝の意識改革があってこそなのだろうなぁ。雪輝が常に受け身で、ビクビクしながらただ目の前の状況に対処しているだけのうちは、由乃は得体の知れない日記所有者の一人であり、雪輝にとっては異質な世界の人間と見做されていた。けれどもどうやら雪輝が自分からすすんで勇気を奮い、危険を回避する手立てを大胆に講じるようになったことで、ようやく雪輝が主人公としての風格を身に付け、いままで主人公的に八面六臂の活躍を見せていた由乃がやっとヒロインらしい位置に収まってきた。さっさと5thを殺してしまおうとする由乃を、ときに大声を上げて止めたり叱ったりする雪輝は、その判断はマズかろうと(5thの本性が見えている視聴者としては)思ってしまうところだけれど、でも彼が主体的に物事を判断し、自分なりの考えをもって行動するだけでなく、その意見や認識をパートナーとしての由乃とも共有しようと努力する姿は、とても良い印象を受けた。いざというときにかっこいい活躍ができるのも大切だけど、普段の言動からもちゃんと彼の意識が以前とは変わってきていることを感じさせるのはとても重要で、今回はまさにそのために用意されたエピソードだったと評してもいいのかもしれない。


そしてそんな雪輝に対してみねね様は何を思っているのか。雪輝と由乃が二人ともダウンした今、せめてそのまま放置して死ぬにまかせておくのが当然だったと思っていただけに、彼らを助けるようなマネをした理由が見えてこない。凶悪爆弾テロリストにしては、ずいぶん甘くなっちゃってるじゃないか。このままヒロインの一角として雪輝の味方になっていくのかとも思ってしまうところだが、どうなるのだろう。しばらく出番の無かった4th(来須圭悟)ともども、そろそろまたドラマの主要な役回りを演じても良さそうなタイミングだ。1対1(もしくはその延長での複数対複数)ではなく、より高度な謀略戦や外交戦が繰り広げられそうな予感もある。楽しみにしておきたい。



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それでは、今回は以上です。


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この記事へのコメント

あるるかん
2011年11月25日 20:14
たしか原作では由乃はトマトの重さは方便で、実際はトイレでのエリート(笑)の独り言やエリート(笑)の挙動を観察して不信に思ったはずです。
ダーツはアニメオリジナルです。主人公らしさが加わりましたね。由乃には人間味が加わってます。彼女は雪輝母を殴打して、何事もなかったように(彼女には何事もなかったのだろう)素通りしたりしたんですがね。


みねねは凶悪なテロリストなはずなのに、12thや来栖刑事と同じくまっとうで常識人なんです(笑)。まあ主人公の雪輝もヒロインの由乃も主人公補正やヒロイン補正でも庇えない歪みっぷりですから(笑)。
次回はアーッ!な回かも…
おパゲーヌス
2011年11月25日 21:33
>あるるかんさん
なるほど、さすがにトマトの重さだけで毒を見抜けるほどエスパーじゃないですよね。でもそれを信じさせてしまうのが由乃というキャラでもあるんですがw 今回は相当、自重してましたね。珍しく。ていうか原作の由乃ひどいなw

みねね様はまっとうな常識人なのか・・・。なるほど、回が進むごとに、12thの善良さ(?)が際立ってきますねw 

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