僕は友達が少ない 第6話「カラオケボックスは客が少ない」

夜空も星奈も、頑張ったよ・・・w




夏休み。強制的に顔を合わせることになる学校コミュニティとは違って、自由だからこそ友情スキルが本格的に試されることになる季節が到来した。ゲームばかりの隣人部の活動も、改めて次のステップへと移行する必要に迫られる。ということで、今回は夏休み計画の第一弾として、カラオケBOX遠征を行うことになった。こういう庶民的な娯楽に関しては、転校前は一応ふつうに友人を持っていたらしい小鷹の数少ないリア充スキルが発揮されるようで、ひとカラ専門の夜空や見栄っ張りの星奈は二人して寂しい一日を過ごすハメになってしまうあたり、「残念系」と謳う所以がよく分かる。


カラオケと言えば思い出されるのはもちろん『かんなぎ』。あのときは妙にリアルなカラオケ悲喜こもごもの情景に、腹をよじって笑いつつも非常に胸の痛くなる光景が展開されていたのをよく覚えている。『はがない』の場合は、小鷹をはじめ皆すごく歌がうまくて、そういう意味では変な気を回す必要のないエピソードではあったのだけど・・・。夜空と星奈の寂しそうな表情がつらい! すんげえつらい!w


そもそも今回は、ひさびさに夜空の”エアともだち”ネタを見ることができて、そういう意味では普段以上に夜空が個性を発揮して輝いていた回だなぁと思っていたのだけど、その方向性に振っていくと当然、ひとりぼっちな展開が待ち受けているわけで。まだまだ、リア充への道は遠いのね。


それでもやはり今回などを見ていると、夜空というキャラの魅力が序盤に比べてかなり色濃く描かれるようになってきたと感心する。もちろんそれは星奈とセットになって、SとMの関係を成立させないといけないわけだけれど、ダブルヒロインが相互に補完し合い、どっちのほうが可愛いかという議論から、夜空が可愛いということと星奈が可愛いということを同じ現象として認識させるほうに持ってきているあたり、巧いなぁと思う。言葉責めしながら人差し指で星奈の胸をぐいっと押し付けていくシーンは、胸を熱くたぎらせるものがあったw


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今回の見どころは、この隣人部のメンバーでとにもかくにも友達っぽいことをして盛り上がれそうだという、夏休みに向けての明るい展望が見え始めたところで、半ば唐突に、星奈と夜空の間で恋のさや当てが始まってしまう、急展開の幕引きだろう。


以前にも、男女の友情は成立するかという問いをきっかけに、友情と恋という時に相反する関係性のどちらを選ぶか、考えさせる一幕があった。今回はその続きというか、小鷹が幼少期の親友のことを思い出しかけている点で、より核心に近づきつつある印象がある。


友情と恋のどちらを取るか。星奈や理科などは、この問題に関してはあまり悩む必要はなさそうに見える。まぁ星奈に関しては世間体を気にするだろうから、小鷹を友達とか恋人だと認定するのには抵抗があるのだろうけれど、本人の内心の問題はわりとクリアにできるだろう。しかし夜空に関しては、恋と友情をそれぞれ別のものと見做しているのだろうし、そのうえで小鷹とは”親友”でいつづけたいのだろうから、下手に恋心を膨らませたくない、刺激したくないと、本能的に恐れている部分があるように見える。そして今回、星奈が(こういう時だけは悪知恵が働いて)夜空の嫉妬心を煽ることに成功したのは、夜空にとっての友情の定義を揺らがせるきっかけになる恐れさえある。男と女の友情は成立するんだと断固として宣言した夜空としては、それを自分の姿で体現しなければならない。


加えて、幼少期の小鷹とのお別れの日に、束の場所で行けなかったということが、夜空の心にずっと残り続けているのだとしたら、その日の夜空の状況も気になってくる。ああいうシーンでありがちなのは、なにか外的な要因(親の用事とか)によって約束を守れなくなってしまった、というようなシチュエーションだが、果たしてそんな素直な話になるだろうか。どうも彼女は子供の頃、小鷹の前では自分を女だと言っていなかった(男だと偽って接していた?)ような節もあるし、夜空の側から小鷹に言わなければならなかったことというのがきっと性別のことなのだろうから、自分の性別を打ち明けてこれまでの友情を歪ませるのが怖かったとか、そんな心理が働いていたかもしれない。


いずれにせよ、夜空にはあまり素直に恋に走って欲しくない。友人としての好意と、女としての好意と、どちらを取るべきかしっかり悩んでほしい。そのような悩みを、真剣に描くことができるだけの下地を用意してある、ちょっと珍しい作品だと思うので。今後、物語がラブコメに傾くなら、いっそうそのあたりには期待しておきたい。




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それでは、今回は以上です。


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この記事へのコメント

あるるかん
2011年11月12日 13:52
木村さんは結構歌が上手かったですね。私は小鷹が歌っても良かったと思いますが、男性キャラが歌うのに不満を持つ人も多いようで(笑)。
4人が一緒に歌うのに終始1人で歌い続けた星奈と夜空は相変わらず頑なな性格です(笑)。


やっぱり夜空は友情面のヒロイン、星奈は恋愛面のヒロインみたいに違うベクトルで小鷹との人間関係を発展させるんでしょうかね?幸村と理科はただ小鷹にじゃれついていれば満足そうに思えます。
おパゲーヌス
2011年11月12日 14:33
>あるるかんさん
男性キャラが綺麗な声で歌うと確かに不満に思う人もいるかもしれませんw 予想外に良い声でしたね。

夜空と星奈の駆け引きは今後の見どころになりそうですね。友情と恋愛ですんなり立て分けられるとは思えないので、とくに夜空の見せ場として、親友なのか恋人なのかを葛藤するドラマが見たいところです。夜空が他のキャラに対する態度を変えるのが、やっぱりどうしても小鷹との恋愛が発展しちゃうかどうかという基準だと思うので、もう十分に嫉妬とか危機感は煽られていると思うので。

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