東のエデン 感想

※ブログはじめたばかりですので、2009年春以前のアニメは、1話ごとではなく、シリーズ通しての感想になります。

こちらはすでに1週間前に最終回を見てしまってるわけで、いまさら感のあるブログですが。。。


まず全体の感想として、面白かった。今期はコレと「夏のあらし!」「けいおん」の3作品はすごく楽しみにしてたアニメでした。最初から映画ありきの中途半端なストーリー構成はそりゃー不満もありますけど、とりあえず、

滝沢のかっこよさを堪能できればいいアニメだと思うw

彼は同性としてもすごく魅力的な人物ですよ。才能あるぶん、妬み的な感情から「ムカツク」と思うことは多々あったけれど、それでも自分なら喜んでついていってしまうカリスマ性があった。こういう特殊な人物像を丁寧に描くことができてるってだけで、このアニメの質の高さがうかがえると思います。

そういう、人物描写も含めて、脚本も作画も非常にレベル高かった作品でしたね。映画は金に余裕があればぜひ見に行きたい。



非常に政治・社会色の強い物語だっただけに、作り手のメッセージがどういったカタチで表現されるのか、ということに興味を抱きながら視聴していましたが、少なくともTVシリーズに関していえば、作り手側は最初から小難しいメッセージ性を排除して、ヒーロー滝沢が日本のピンチを救うという分かりやすい英雄譚に仕上げることで、あくまでエンターテイメントとしての面白さを追求したんだろうと思いました。

というのも、「日本を救う」という漠然としたテーマのもとに、各セレソンたちが独自の信条のもとに行動していたわけですが、作り手のメッセージを打ち出すにはあまりにも、セレソン同士の思想的対立が描かれなさすぎました。とくに終盤、60発のミサイルを落とすというとんでもないテロ行為が行われ、またそれをけし掛けたり、ミスターアウトサイドになり替わろうとするような黒幕が出てきたりしてましたが、滝沢の敵にあたる彼らの描き方が、ひどくあっさりしてるというか、全然、敵に見えないんですよね。こういったドラマでは、敵キャラは大抵、これで本当に日本を変えるんだという狂気的な強い信念があって、それを思想的にも物理的にも否定してみせるところにカタルシスを求めるのが定石だと思うのですが、「東のエデン」にはそれがなく、テロリストも滝沢自身も一体どういう信条で行動していたのかをほとんど考えさせないまま、ひたすらカッコよくミサイルを撃ち落とす様を描いた。このシーンは大変魅力的で、爽快感あふれるいいシーンだったんですが、そこに「こうやって日本を救いたい」といったメッセージは微塵も見当たらず、あくまでビジュアル的なかっこよさ、娯楽作品としての魅力を追求した終わり方でした。

1クールしかない中でこういうやり方をとったのは、私は正解だったと思います。コードギアスなんか合計4クールもあって結局たいしたメッセージも打ち出せなかったのに比べると、12話の中にサスペンスやら淡い恋愛ドラマやら面白い要素をぎゅっと詰め込んで、最後はビジュアル的にもきちんと魅せることができた今作はずっと良質の作品だったと思う。主人公が、頭はいいんだけどそれ以上に感情に素直なタイプっていうのも成功の一因だったと思う。ルルーシュは無駄にいろんなこと考え過ぎなんだwww




もし自分がセレソンだったら。。。

ということを考えてみるのも面白いと思う。
自分は無政府主義者なので、たぶんミサイル落とすのと同じ次元の行為に走りそうですねww 人間は組織化するからダメなんだ。だからその組織(この場合は国家)をぶっこわしてやろう、ってね。あれだなー、南極の氷を溶かすのって100億円じゃできないかな。一つの国家を救おうっていうのに、100億円って実際少なすぎますよね。まぁこの場合、実際いくらもらえるかはどうでもよくて、ただ大きな金額の象徴として100億という数字を提示してるんだろうと思いますけど。赤壁の戦いで曹操軍が100万いるってのと同じような話ですねw

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