ヨスガノソラ 第2話「アキラハズカシ」

シリアスなのかコメディなのか分からないけど、このもどかしさが持ち味かなと思ったり。




・今回のお話


背徳感たっぷりに服をまくって悠に迫った穹。それは求愛でもなんでもなく、制服の採寸をお願いしに来ただけだった。なんてまぎらわしいww


ということで今回は、穹が一大決心をして学校に通い始めるのをメインイベントとする一方、主人公と天女目瑛・渚一葉の二人を接近させて、まずは外堀から埋めていく作戦か。


前回の様子だと、メインヒロインは穹で、その対抗馬に依媛奈緒が立ち、三角関係を軸にして物語を構築していくのだと思っていた。しかし今回はその二人と悠のもどかしい接点もしっかりと印象付けながら、しかしまずは瑛と一葉のエピソードを展開して行きそうな幕引きだった。たくさん登場する女の子たちのうち、いったい誰のルートを選択するのか、まだまだ視聴者の目には明らかになっていない。しばらくはこうしてヤキモキさせながら、ヒロイン勢のそれぞれの魅力を描きあげていくのだろう。


瑛と一葉は、前回からそこはかとなくエロティックな百合の花を咲かせていて、非常に興味をそそられたキャラクター。じつは録画しておいた第2話を見る前に、各所で「あの人がじつはあんな設定だったとは!」的な発言を目にしていて、それが瑛と一葉のことを指すのだろうと予想しながら見ていたのだけど、”あんな設定”というのが「じつは姉妹」という展開には、ちょっと期待と違ってしまって残念^^ 


じつは一葉が女装した男の子で、だからこそ恋人みたいな空気を出していたり、プールもサボっていたりしたのかと思って、思わず興奮が抑えきれなかったのだけどね。いくらエロゲ原作だからって、そうそう自分の嗜好の通りにはいかないっか。むぅ。




いちおう今回提示された衝撃というのは、権力者の家庭における複雑な事情だの血縁関係だのにまつわる陰鬱な境遇を推測させるというもの。瑛がどうして両親がいないのか(しかも「そんな人」呼ばわり)とか、なぜあんなだだっ広い神社で寂しく一人暮らしをしているのかとか、うまく彼女に関する疑問点や違和感を提示してあったのが、効果的に働いている。これを受けて主人公がどんな行動に出るのかというのが、次回の注目点なのだろうか。




・アニメ的な叙述形式


今回も特徴的な絵作りは健在。画面の大半が扇子に遮られたり、道や建物を真上から映したり、お弁当箱から具材が盛り上がる様に飛び出てきたり。穹は相変わらず、言葉よりも目で語る場面が多く、これがかなり可愛らしい。また今回はほぼ全編、抜けるような青空が美しかったが、Aパートで穹が一人でいるシーンや、悠が駄菓子屋を訪れた夕刻のシーンなど、影と光のコントラストや色遣いによって情景を描き分けることも忘れない。作劇に関してはさほど珍しいことをやっているわけではないが、映像演出だけをじっくり見て楽しめるだけのものを、提供してくれている。またこうした映像演出が、セリフや行動には表われないキャラクターの内面世界をじつによく訴えかけてくれている。


恐らくセリフだけを並べたら、今作はひどく薄っぺらいお話に見えてしまうことだろう。だがセリフの間に込められた言葉を読みとれるようにするだけでなく、むしろセリフがサブポジションに過ぎないとさえ思えるほど、今作は絵や映像で物語を表現する作品と言える。そのために非常に濃密なドラマを体験できるわけだから、この作品はアニメーション独自のチカラがよく発揮されている作品だと言えるだろう。小説やマンガやゲームとは異なる、まさにアニメなりの表現力を追求することで物語を叙述しようとしている今作は、今期もっとも注目すべき作品のひとつではないかと思っている。物語の展開も気になるが、それ以上に作品構築の手法が、今後も大いに楽しみな作品だ。




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それでは、今回は以上です。


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