バクマン。 第5話「夏とネーム」

波長がどうのって、なんてロマンチストな。青春してますなぁ。




・シュージンの涙に思わずもらい泣き


期末試験の前後から夏休みへと雪崩れ込む今回のエピソード。テスト結果を母親に突き付けるサイコーの姿がじつにカッコいいが、受験だの恋愛だのといったものはひとまず脇へと追いやって、全力で漫画制作に打ち込むことになった。


いままではどちらかと言えば、漫画家への厳しい道のりを自覚したサイコーが、自分で自分を叱咤しながら努力をしていく姿ばかりが描かれてきた印象があった。しかし今回は、いよいよネームに取りかかったシュージンについても、サイコーと同レベルの決意と覚悟と努力とが描かれることになって、これで完全に、タッグを組む二人の漫画道がスタートした格好で、大いに燃える。


シュージンが最初にネームを見せたシーン。サイコーに褒められて、シュージンらしくない気弱発言まで飛び出して涙ぐんで見せたが、これに思いっきり、もらい泣きしてしまったw このアニメを見る時は、どうにも自分は涙もろくなるようだ……。




・幸運と努力と


仕事場にこもってひたすら創作に打ち込む二人の姿は、はっきりいって非常に地味なシーンだ。亜豆のことや新妻エイジのことを会話に織り交ぜてなんとかダレないように工夫はしているが、さすがにアニメではちょっと苦しい。しかしこのもどかしさが、作品が完成したときの感極まった二人の表情や、編集部へと電話をかける時の極度の緊張感に、うまく結びついている。


はっきり言って、今の二人は何もかもが順風満帆に行きすぎている。肉親に漫画家がいて、その仕事場を親公認で好きなように活用できているなんて、滅多にない幸運であろうし、よき友人に巡り合えたというそのことだけでも、奇跡と言っていい出会いだ。恐らく、漫画家(あるいは他のあらゆる創作者にも当てはまる)を目指す多くの若者たちは、この二人の様子を心底羨ましがるだろう。しかし、こんな恵まれた境遇であったとしても、涙ぐましい努力を要求される道なのだということが、今回のエピソードからもわずかながら垣間見れる。


ギリギリまで妥協を許さない二人の姿は、この幸運すぎる境遇に決して甘えてなどいない。そこが、この主人公たちに共感し共鳴できる最大のポイントであろう。漫画家になるために必要な3つの要素を、彼らはちゃんと体現している。とくに「運」は、良い運や悪い運など人によって様々にあるだろうが、いま置かれている状況を最大限に活用し切って努力することが必要なのであり、彼らはそれを身を持って表明しているのだ。


もちろん、この順風満帆さは今だけのものであろう。今後彼らは、夢を負うことの難しさを、想像だにしないレベルで体験するはずだ。だがそれをどう乗り越えて見せるか、その基礎をいま作っているのだと言えると思う。次回、まずはその障壁が立ちふさがるかどうか。楽しみにしておきたい。




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それでは、今回は以上です。


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