とある魔術の禁書目録Ⅱ 第14話「水の都」

インデックスなら、貝殻ごと食いかねない




大覇星祭も終わり、今回から再び新しい章へと突入。さっぱり不幸には見えない上条当麻の、しかし幸運というよりはやはり悪運としか思えない事件体質によって、舞台を学園都市から大きく離れた北イタリアへと移して物語は動いてゆく。


大覇星祭の顛末は端折りすぎて笑ってしまったけれどw 美琴の罰ゲームはフォークダンスに落ち着いたのか。姫神にどうして攻撃されるハメになったのかとか、色々と妄想の膨らむシチュエーションの羅列には和ませられる。そして、当の本人が一番、信じられずにそわそわしている、まさかの福引大当たり。まぁ、誰かに操られた幸運っていう気がしないでもなく、どうせこの福引も当麻とインデックスをオルソラの護衛か何かのために派遣してやろうという陰謀の表れなんだろうなぁと、推測したくなるところ。


とはいえ、つかの間の休暇だ。海外旅行前の期待よりは不安で一杯になる様子とか、到着先の街の風景とか、その中で顔を輝かせる当麻やインデックスとか、見どころたっぷりな描写力に感服させられる。コミカルなパートは本当に巧いなぁと、これは1期のころからの感想だ。


で、そんなところでバッタリとオルソラみたいな珍獣に出くわしてしまうところが、この作品の面白いところだ。普通なら都合よすぎるとツッコミを入れたくなってしまう偶然だが、その偶然が仕組まれたものである場合がほとんどなので、迂闊に突っ込むわけにもいかない。作者の意図したシチュエーションを作るために、とても強引なやり方で作劇を行っているけれども、それが許されてしまう作品だよなぁ。反則としか思えないプレーを華麗にキメてしまう今作の魅力は、スパイもののドラマ(『ミッション・インポッシブル』とか)に通じるものがあると思う。




オルソラ宅で引っ越しの手伝いをすることになったシーンも、終始ニヤニヤさせられて面白かった。食事シーンが素晴らしく、食事がうまそうなのはもちろん、その盛り方のダイナミックさや、食事前におあずけをくらっているインデックスの切羽詰まった様子、そして大胆にデフォルメされた豪快な食べっぷり。とくにインデックスが口の中に掻き込んでいたいたパスタにはイカや貝が紛れ込んでいたが、彼女ならそのまま貝殻まで食べてしまいそうだw


素晴らしいスケベシーンもあり、聖職者のくせにラブコメ要員として扱われるオルソラの背徳的な美に惚れ惚れとしつつ、本当に楽しそうに描かれた一日の様子。じつに見事だった。




しかし早くも、新たな事件の足音が急速に迫って来た。突然オルソラが襲撃されたが、なぜ狙われたのかまったく見当もつかないまま、激しい攻防が繰り広げられることになった。インデックスが戦闘に参加すると異様に燃える! 珍しくイタリア語によるセリフを字幕付きでしゃべらせたりと、なんだか違うアニメを見ているような展開に大興奮だった。


しかし何と言っても今回は、水の中から登場した圧倒的なビジュアルの艦隊にこそ、目を奪われたなぁ。最初に運河の中から船が出てきたときは、船そのものよりも、当麻が右手で触っているのに壊れないこの船は一体何なのかという疑問にばかり気を取られてしまったが、沖合で多数の船が次から次へと現われる光景は圧巻で、すっかり魅了されてしまった。それに歴史ファン的にも、どこか大航海時代を彷彿とさせる巨大帆船の群れが重量感たっぷりに描かれたことに、何よりも心を奪われた。なんか最後にどこかで見た顔が出てきたけれど、くぎゅへの関心は次回でいいやw 


いちおう、今後も再び、ローマ正教の厄介な人たちと関わり合いになるということで、いよいよ世界宗教戦争の危機も高まって来るかに見える展開に期待感を膨らませながら、次回アニェーゼや天草式の連中とどのようなドラマを繰り広げることになるのか、楽しみにしておきたい。




----


それでは、今回は以上です。


にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
にほんブログ村
↑ランキングに参加中です。拍手の代わりですので、読んで良かったとちょっとでも思ったら、クリックしてもらえると嬉しいです^^

"とある魔術の禁書目録Ⅱ 第14話「水の都」" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント