輪廻のラグランジェ season2 第9話「白い鴨川」

まどかの希望進路って何なんだろうね。



今週もまだまだ鴨川での日常エピソード。そしてもしかしたら今回が最後の日常回になってしまうのかもしれない。ディセルマインの大艦隊の出現による急展開はもちろんだが、それ以前の平和な風景の描写からすでに、今このときの楽しさがすでに終焉し、まどか達の人生に大きな変革が訪れつつあることを強く意識させるエピソードだった。


高校生活やその時期の青春を楽しげに描写する作品において、それがたった3年間しか続かないごくごく短い春なのだと意識させるシーンは、やはりどうしても切なさ寂しさを感じざるを得ない。あと数か月もしたら皆バラバラに生きていかなければならないのだけれども、その決意を固めてしまったランとムギナミを責めることはできないのが、理不尽なほど苦しくて、辛い。それでもやっぱり、互いを惜しみながらもこうして巣立っていくことがどれほど幸せなことであるのか、アレイとキリウスのお別れパーティはまどか達3人にとっても良い予行演習になったのではないだろうか。


まどか達の別れを、強制的に迫ってくる期限としての「卒業」というイベントではなく、自分の意思や希望で巣立っていく「進路の決定」によって意識させるというのが、この作品らしいやり方なのかもしれない。アレイやキリウスは高校生ではなかったのだから、このまま鴨川に住み着いてずっと3人で暮らしていくという選択肢もあり得たし、下手したら本当にそういう決断をしていそうだと思われても仕方のない状況だったはずだ。けれどまずこの3人が、あえてバラバラになってでも各人が自分の足で自分の人生を歩く決断をしたということ。これは、いずれにせよ卒業という期限が迫っており、またランもムギナミも銀河を代表する国王の近親者であることから近いうちに別々の土地で暮らしていく可能性の高かったジャージ部の3人にとっては、これからの自分たちの人生を考える上での参考になったはずだ。


以前にいちどバラバラになったときは、まどかは精神が不安定になったままずっと立ち直ることができなかったわけだが、いまのまどかなら、ランとムギナミが地球を去ってしまってもきっと一人でやっていけると判断できたのだろうし、もちろん今の3人の絆であれば、もう銀河を飛び越えて気持ちを通じ合わせることもたやすいと考えたのだろう。まどかの寝顔を見ながら将来のことを話すランとムギナミの表情に、不安の影はなかった。ジャージ部3人の友情が決して壊れぬ固い絆として確立されたと、改めて実感できる一幕だった。またこれは、先週のテーマであった「何のためのジャージ部か」という問いに対する、まどか達の回答であったとも言えるだろう。部活動としてのジャージ部が残るのかどうかは別として、少なくとも京乃まどかの代におけるジャージ部の姿は、ここに描かれている通りの友情に結晶した。中泉よう子の時代とも、あるいは京乃まどか一人で頑張っていた時ともはっきりと異なる、文字通り今このときだからこそ成立している「ジャージ部魂」である。




さて一方で、銀河を巻き込む新たな騒乱が再び巻き起ころうとしているが、ディセルマインを唆した(?)モイドの企みや、それに対抗するアステリアの動きが注目されるところ。こんどは一体なにを賭けての戦いが始まるのか。そして搭乗する宇宙船が墜落してしまったキリウスたちの生死も気になる。なにより、ウォクスを決して戦いには使わないと誓い合ったまどか達3人が、以前とはまた大きく異なる緊張感に包まれたこの新しい事態に対してどのように振る舞うのか。次週の展開を待ちたい。





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それでは、今回は以上です。


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